【パリ】ゴッホの世界を旅する!オルセー美術館の楽しみ方を徹底解説

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パリの中心に位置するオルセー美術館は、19世紀から20世紀初頭にかけての作品が集う世界でも有数の美術館で、誰もが一度は訪れたい特別な場所です。

中でもゴッホの作品群は、多くの人の心をとらえて離しません。幻想的な『ローヌ川の星月夜』、画家自身の感情が溢れる『自画像』など、名作が一堂に会する光景は圧巻です。

この記事では、オルセー美術館でゴッホの世界を存分に楽しむ方法を解説します。代表作の紹介はもちろん、ゴッホの生涯や作品の特徴についても深掘りします。また、ゴッホ以外の必見作品や美術館の基本情報、アクセス方法なども網羅的に把握できます。

美術館初心者からリピーターまで、誰でも楽しめる内容をお届けしますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

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記事のポイント
  • ゴッホの代表作10点をわかりやすく解説
  • ゴッホの生涯や芸術に込めた想いがわかる
  • ゴッホ以外のオルセー美術館の有名作品も厳選して紹介
  • オルセー美術館の基本情報やチケットについても網羅
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オルセー美術館でゴッホの魅力を堪能しよう

ここでは下記について解説します。

  • 厳選10作品の解説・案内(展示場所は何階?)
    ー『ローヌ川の星月夜』『自画像』『オーヴェルの教会』など
  • ゴッホの生涯:芸術に捧げた人生
  • ゴッホ作品の特徴や楽しみ方
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厳選10作品の解説・案内(展示場所は何階?)

オルセー美術館には、多数のゴッホ作品が所蔵されています。ここではその中から厳選して10作品を紹介します。

なお、下記解説に記載の展示場所は変更される可能性があります。最新情報は入館時にインフォメーションで無料配布されている「館内図」を参照ください。

ローヌ川の星月夜(星降る夜)

出典:Musée d’Orsay

この絵はフランスのアルルという町に住んでいた頃に、ゴッホが夜の川辺で見た風景を描いたものです。静かなローヌ川の上にはたくさんの星が輝き、街の明かりが水面に映っています。

ゴッホは夜空や星が大好きで、よくその美しさを絵にしました。この絵でも星空と川のきらめきがとてもきれいに表現されています。ゴッホの特徴である力強い筆づかいや、鮮やかな色使いがよくわかります。絵を見ていると、星空の下で夜風を感じるような気分になるかもしれません。

『ローヌ川の星月夜』は、ゴッホが自然の美しさや夜の静けさを大切に思っていたことを教えてくれる作品です。

作品名 ローヌ川の星月夜(星降る夜)
フランス語表記 La Nuit étoilée
制作時期 1888年
製作地 アルル
原画サイズなど 油彩、キャンバス、73.0 x 92.0 cm
展示場所 (2024年11月現在は展示されていない作品)

自画像

出典:Musée d’Orsay

こちらは、彼が描いたたくさんの自画像の中の一つです。青と緑が多く使われていて、背景や服の色も含めて少しさみしげな雰囲気を出しています。

ゴッホはこの絵を描いた頃、とても大変な生活を送っていましたが、それでも絵を描くことをやめませんでした。自画像をたくさん描いた理由は、モデルを雇うお金がなかったからとも言われています。

筆の動きが大胆で、髪や顔に力強さが感じられます。

作品名 自画像
フランス語表記 Portrait de l’artiste
制作時期 1889年
製作地 サン=レミ
原画サイズなど 油彩、キャンバス、65.0 x 54.2 cm
展示場所 5階 Salle 36

オーヴェルの教会

出典:Musée d’Orsay

この絵には青い空の下にある教会と、その周りに伸びる小道が描かれています。教会の形は少し曲がって見え、ゴッホの独特な絵のスタイルがよくわかります。

ゴッホは、フランスのオーヴェルという村に住んでいたときにこの絵を描きました。この時期ゴッホは心の病気と戦っていましたが、自然や村の風景を見て、絵を描くことで気持ちを表していました。

この絵では教会がどっしりと描かれていますが、明るい青い空や緑の道が力強く動いているように見えます。ゴッホはこうした表現で、風景の中にある自分の感情やエネルギーを伝えたかったのかもしれません。

作品名 オーヴェルの教会
フランス語表記 L’église d’Auvers-sur-Oise, vue du chevet
制作時期 1890年
製作地 オーヴェル=シュル=オワーズ
原画サイズなど 油彩、キャンバス、93.0 x 74.5 cm
展示場所 5階 Salle 36

医師ガシェの肖像

出典:Musée d’Orsay

この作品には、彼の治療を担当した医師ポール・ガシェが描かれています。ガシェ医師は心の病を抱えていたゴッホを助けようとした人でした。

絵の中で、ガシェ医師はうつむいた顔で手を頬に当てています。この表情や姿勢から、医師自身もどこか寂しさや心の痛みを抱えているように見えます。背景には青い植物が描かれており、ゴッホ特有の鮮やかな色使いが特徴的です。

この絵はゴッホが人間の感情や心の内面をとても深く描いた作品と言えます。

作品名 医師ガシェの肖像
フランス語表記 Le Docteur Paul Gachet
制作時期 1890年
製作地 オーヴェル=シュル=オワーズ
原画サイズなど 油彩、キャンバス、68.2 x 57.0 cm
展示場所 5階 Salle 36

昼寝

出典:Musée d’Orsay

この絵には、畑仕事の合間に昼寝をしている農夫と農婦が描かれています。明るい青空の下、金色の麦わらが背景に広がり、平和でのんびりとした雰囲気が伝わってきます。

ゴッホは、この絵をフランスの画家ミレーの作品をもとにして描きました。ミレーが農民の日常を大切に描いたことに感動したゴッホは、自分の色使いでその美しさを表現しようとしました。特にゴッホらしい鮮やかな青と黄色のコントラストが印象的です。

この絵を通して、ゴッホは自然の中での休息や、シンプルな生活の素晴らしさを私たちに教えてくれています。小さな発見でも大切にする気持ちを思い出させてくれる作品です。

作品名 昼寝(仕事の間の休息)
フランス語表記 La Méridienne
制作時期 1889年〜1890年
製作地 サン=レミ
原画サイズなど 油彩、キャンバス、73.0 x 91.0 cm
展示場所 (2024年11月現在は展示されていない作品)

ファン・ゴッホの寝室

出典:Musée d’Orsay

この作品は、ゴッホがフランスのアルルという町で住んでいた家の自分の寝室を描いたものです。明るい色やシンプルな形で、心が落ち着くような雰囲気が特徴です。

ゴッホは、この絵でリラックスできる空間を表現したかったそうです。壁や家具の色使いが大胆で、特に黄色や青のコントラストが目を引きます。ベッドや椅子、本棚などの家具が描かれていて、ゴッホの生活の様子が伝わってきます。

この絵にはゴッホが新しい生活を始めようとしていた頃の希望や、不安を乗り越えようとする気持ちが込められています。見る人に元気をくれるような温かみのある作品です。

作品名 ファン・ゴッホの寝室(アルルの寝室)
フランス語表記 La Chambre de Van Gogh à Arles
制作時期 1889年
製作地 アルル
原画サイズなど 油彩、キャンバス、57.3 x 73.5 cm
展示場所 (2024年11月現在は展示されていない作品)

ウジェーヌ・ボックの肖像

出典:Musée d’Orsay

こちらはフランスの画家ウジェーヌ・ボックを描いた肖像画です。ウジェーヌ・ボックはゴッホの友人で、同じ芸術家としてお互いを尊敬していました。この絵ではボックの顔が温かい色で描かれ、背景には星空のようなブルーが広がっています。

ゴッホはこの背景を通して、ボックの夢や想像力を表現したかったと言われています。ゴッホは友人を大切に思い、心のつながりを絵に込めました。優しいタッチと色使いが特徴的な一枚です。

作品名 ウジェーヌ・ボックの肖像
フランス語表記 Eugène Boch
制作時期 1888年
製作地 アルル
原画サイズなど 油彩、キャンバス、60.3 x 45.4 cm
展示場所 (2024年11月現在は展示されていない作品)

コルドヴィルの藁葺き屋根の家

出典:Musée d’Orsay

フランスの田舎にある古い家がテーマの作品です。この家の屋根は藁でできていて、緑や茶色などの自然な色が美しく表現されています。ゴッホはこの絵を描いたとき、自然の風景や村の暮らしをとても大切に思っていました。

明るい色と力強い筆使いで、ゴッホならではの独特な雰囲気を作り出しています。絵を見ていると、田舎の静かな生活やのどかな空気が伝わってくるようです。

作品名 コルドヴィルの藁葺き屋根の家
フランス語表記 Chaumes de Cordeville à Auvers-sur-Oise
制作時期 1890年
製作地 オーヴェル=シュル=オワーズ
原画サイズなど 油彩、キャンバス、73.0 x 92.0 cm
展示場所 5階 Salle 36

アルルのダンスホール

出典:Musée d’Orsay

この絵はフランスのアルルという町にあるダンスホールを描いています。ゴッホはこの町で地元の人たちと一緒に楽しい時間を過ごしたことがあり、この絵にもその楽しさが表れています。

絵の中ではダンスホールの中にたくさんの人が集まり、音楽に合わせて踊っている様子が描かれています。ゴッホは明るい色を使って、踊っている人々の元気な雰囲気を表現しました。特に赤やオレンジの色が目を引き、見る人に強い印象を与えます。

ゴッホはただ風景や人々を描くだけでなく、色や形を使って感情や雰囲気を伝えることを大切にしました。「アルルのダンスホール」は、彼のその特徴がよく現れている作品の一つです。

作品名 アルルのダンスホール
フランス語表記 La Salle de danse à Arles
制作時期 1888年
製作地 アルル
原画サイズなど 油彩、キャンバス、65.0 x 85.5 cm
展示場所 (2024年11月現在は展示されていない作品)

日本の花瓶に生けた薔薇とアネモネ

出典:Musée d’Orsay

この絵には色とりどりの花が生けられた日本風の花瓶が描かれています。ゴッホは花をよく描いた画家で、特に明るい色を使って花の美しさを表現しました。

この絵に登場する薔薇(ばら)とアネモネは、彼が大好きだった花です。ゴッホは日本の絵画や風景に影響を受けており、花瓶のデザインも日本のものを参考にしています。

この絵は彼の絵のスタイルがどんどん明るくなり、色が鮮やかになっていった時期に描かれました。ゴッホは花を描くことで、生命力や自然の美しさを表現しようとしたのです。

作品名 日本の花瓶に生けた薔薇とアネモネ
フランス語表記 Roses et anémones
制作時期 1890年
製作地 オーヴェル=シュル=オワーズ
原画サイズなど 油彩、キャンバス、51.7 x 52.0 cm
展示場所 5階 Salle 37

有名な『ひまわり』はどこにある?

ゴッホの代表作『ひまわり』は、オルセー美術館には展示されていません。

『ひまわり』という作品は、合計7枚制作されたことが広く知られています。ただし現存しているのは6枚です。残りの1枚は第二次世界大戦中の空襲(日本)で焼失してしまいました。

現在1作品は個人が、5作品が下記の美術館に所蔵されています。

  • ノイエ・ピナコテーク(ドイツ)
  • ロンドン・ナショナル・ギャラリー(イギリス)
  • SOMPO美術館(日本)
  • ゴッホ美術館(オランダ)
  • フィラデルフィア美術館(アメリカ)

ゴッホは南フランスのアルルに移り住み、画家仲間たちと理想の共同生活を送ろうとしました。その際に、画家仲間の部屋を飾るために『ひまわり』の連作を制作することを計画したのです。

7枚の『ひまわり』は、どれも花瓶に挿された向日葵をモチーフにしていますが、向日葵の本数や背景の色などが少しずつ異なります。それぞれの作品にゴッホの熱情や生命力、そして孤独や葛藤といった感情が込められていると言われています。

ゴッホの作品が展示される理由

ゴッホの作品がオルセー美術館に展示されている理由は、彼が19世紀後半のフランスで活躍した画家だからです。オルセー美術館は、主に19世紀のフランス美術を中心に展示しているため、ゴッホの絵画もその一部として展示されています。

ゴッホは印象派の画家たちと同じ時代に生きていたものの、彼の絵はより強い色彩と感情的な表現が特徴です。彼が描いた風景や人物は、見る人に強い印象を与えます。そのため、オルセー美術館では彼の作品を展示し、その魅力を多くの人々に伝えています。

ゴッホは生前にほとんど評価されませんでしたが、死後、その作品は高く評価され、今では世界中で愛されています。そのため、オルセー美術館で彼の作品を見ることは、非常に貴重な体験となります。

ゴッホの生涯:芸術に捧げた人生

フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)は、1853年3月30日にオランダのズンデルトという小さな村で生まれました。ゴッホは若い頃に画家としての道を選ばず、画商として働いたり、伝道師を目指していました。しかし、心の中で絵に対する強い情熱が湧き、28歳の時に本格的に画家としての道を歩む決心をします。

彼が芸術に捧げた人生は、非常に波乱に満ちていました。特にフランスで過ごした日々は、彼の画風に大きな影響を与えました。

最初にパリに移住したゴッホは、印象派の画家たちと交流を持ち、彼らの色使いや光の表現を学びました。ルノワールやモネなどの作品に触れたことで、ゴッホの画風は一気に変化し、鮮やかな色彩を多く使うようになります。

その後ゴッホは南フランスのアルルに移住します。アルルでは「黄色い家」に住み、芸術家仲間としてゴーギャンを迎えました。この時期に描かれた『ひまわり』や『夜のカフェテラス』などは、ゴッホの名を不朽のものにした作品です。しかし、アルルでの生活は精神的に非常に辛いもので、ゴッホはしばしば幻覚に悩まされ、最終的には自ら耳を切り落とすという衝撃的な事件を引き起こします。

ゴッホは最終的にサン・レミ・ド・プロヴァンスの精神病院に入院することになりました。入院中も絵を描き続け、名作『星月夜』を生み出しました。彼の芸術はその後も進化を続けましたが、彼は生前にはほとんど評価されることはなく、晩年の精神的な苦しみの中で、1890年7月29日に自ら命を絶ちました。

ゴッホが亡くなった後、その作品は世界中で高く評価され、現在では近代絵画の巨星として、私たちの心に深く残る存在となっています。

ゴッホ作品の特徴や楽しみ方

ゴッホの作品は何と言ってもその「色彩」が特徴です。彼は従来の暗い色調の絵画を超えて、鮮やかで大胆な色を使って表現しました。ゴッホの絵画は、色がただ美しいだけでなく、感情を伝えるための重要な手段として用いられています。

代表作である『星月夜』は、ゴッホが精神的に苦しんでいた時期に描かれた作品ですが、見る者に安心感を与える不思議な魅力を持っています。深い青色の空に渦を巻く星々と光り輝く月が描かれ、夜の空がまるで動いているかのように感じさせます。ここでは、彼の内面的な孤独や苦悩とともに、希望の光が表現されています。

彼は絵具をたっぷりと筆に取り、キャンバスに厚く塗り込めることで、立体感を出す技法を使いました。この技法により絵の中に生命感が生まれ、まるでその場にいるかのような臨場感を感じさせます。

ゴッホの作品を楽しむには、色や筆の使い方、さらには彼がその作品に込めた思いを感じ取ることが大切です。感情やストーリーをどのように表現しているのかを観察してみてください。ゴッホの絵は、その一枚一枚が彼の人生そのものであり、彼の心の声が響いているかのように感じられます。

ゴッホ作品以外も要チェック!オルセー美術館情報

ここでは下記について解説します。

  • オルセー美術館の見どころ:モネなど有名作品紹介【5選】
  • 所在地とアクセス方法
  • 基本情報、チケット予約など
  • オルセー美術館のゴッホのまとめ
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オルセー美術館の見どころ:モネなど有名作品紹介【5選】

ここではオルセー美術館で押さえておきたい5作品を厳選して紹介します。

モネやルノワールなど、ゴッホの活動に影響を与えた画家たちの作品もぜひお楽しみください。

出典:Musées d’Orsay

日傘の女(右向き)/クロード・モネ
仏語タイトル:Femme à l’ombrelle tournée vers la droite

この絵は、クロード・モネが描いた印象派を代表する作品です。モネの妻カミーユをモデルに、明るい屋外での瞬間的な情景を捉えています。彼は風景画の中に人物を取り入れ、自然光と風の動きを見事に表現しました。

女性が持つ日傘の緑や空の青、白いドレスに映る光と影が、軽やかな筆使いで描かれています。特に風にたなびくスカートや草むらは、動きと爽やかな空気感を感じさせます。この作品は印象派の特徴である、色彩と光の変化を追求したモネの技術と感性が際立つ一枚です。

出典:Musées d’Orsay

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会/ピエール=オーギュスト・ルノワール
仏語タイトル:Bal du moulin de la Galette

この絵は、19世紀後半のパリの庶民的な娯楽を生き生きと描いています。場所はモンマルトルの有名なダンスホール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。休日の午後に集う人々の楽しげな雰囲気が見事に表現されています。

ルノワールは光と影の効果を巧みに使い、木漏れ日の中で笑顔を浮かべる人々を柔らかな筆致で描きました。彼の特徴である温かみのある色彩と、動きのある描写が印象的です。特に、人物の表情や仕草からその時代の社交的な空気感が感じられます。

出典:Musées d’Orsay

落穂拾い/ジャン=フランソワ・ミレー
仏語タイトル:Des glaneuses

19世紀フランスの農民の生活を描いた作品です。この絵には、農作業の終わりに畑に残された穂を貧しい女性たちが拾っている姿が描かれていて、労働の重要性と農民の尊厳を象徴しています。

ミレーはこの作品を通じて、農民階級の苦しみと勤勉さを強調し、社会的な不平等を表しています。特に、女性たちが果たしている役割に焦点を当て、彼女たちの労働が無視されがちであることを示しています。

また、光と陰のコントラストを活かした描写は、絵に深い感情を与え、観る人々に強い印象を与えます。この絵は、19世紀のリアリズムの代表作として高く評価されています。

出典:Musées d’Orsay

バレエ教室/エドガー・ドガ
仏語タイトル:La classe de danse

この絵は、ドガが特に関心を持っていたバレリーナたちの日常を捉えたもので、彼のバレエをテーマにしたシリーズの中でも特に有名です。舞台上のバレリーナたちがインストラクターに指導を受けるシーンが描かれています。

ドガは動きのある瞬間や、舞台裏の緊張感、バレエの練習風景をリアルに表現することにこだわり、バレリーナたちの姿勢や身体のラインに注目しました。この作品は、単に美しい舞踏を描くのではなく、日常的な練習風景を通じて、芸術家としての観察力を示しています。

出典:Musées d’Orsay

タヒチの女(浜辺にて)/ポール・ゴーギャン
仏語タイトル:Femmes de Tahiti, ou Sur la plage

この絵はゴーギャンがタヒチに移住した直後に描かれました。西洋の喧騒から離れ、自然と調和した生活を求めていた時期の象徴的な作品です。

画面には二人のタヒチの女性が描かれており、右の女性は地面に座り、左の女性は横たわっています。鮮やかな色彩とシンプルな線が特徴で、背景には海と砂浜が広がり、静けさと穏やかさを感じさせます。

ゴーギャンは、タヒチの文化や自然の美しさにインスピレーションを得て、この作品で理想化された楽園を表現しています。

所在地とアクセス方法

オルセー美術館の住所:Esplanade Valéry Giscard d’Estaing, 75007 Paris, FRANCE

地下鉄(メトロ)での行き方
地下鉄を使って行くには12号線の「ソルフェリーノ(Solférino)駅」という駅で降ります。この駅はオルセー美術館から歩いて約5分の場所にあります。
また、RERの路線も通っており、C線の「ミュゼ・ドルセー(Musée d’Orsay)駅」が美術館のすぐ近くにあります。
≫メトロ・RER路線図はこちら

バスでの行き方
市内には多くの路線が通っているので「63」「68」「69」「73」「83」「84」「87」「94」のバスに乗車すると、オルセー美術館に近い停留所に到着できます。
≫運行状況確認はこちら
≫バス路線図はこちら

基本情報、チケット予約など

オルセー美術館の基本情報は下記のとおりです。

場合によっては、開館時間や料金が変更されることがあります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

名称 オルセー美術館
フランス語表記 Musée d’Orsay
営業時間 火、水、金〜日曜日:9:30-18:00
木曜日:9:30-21:45
休館日 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
料金 一般:16.00ユーロ(現地購入14.00ユーロ)
18歳未満の子供の同伴者:13.00ユーロ(現地購入11.00ユーロ)
夜間入場(木曜18:00以降):12.00ユーロ(現地購入10.00ユーロ)
18歳未満および18-26歳のEU市民:無料
※パリミュージアムパス利用可能
※ 毎月第1日曜日は入場無料(要予約)
電話番号 01 40 49 48 14
HP 公式サイト

オルセー美術館は、現地のチケット窓口で当日券を購入することが可能です。ただし、待ち時間が長くなることがあるため、オンラインで事前予約することが推奨されています。特に観光シーズンや週末は混雑が予想されるため、早めの予約がおすすめです。

チケットのオンライン予約方法

  1. ウェブサイトにアクセス
  2. 希望チケットの必要枚数を選択
  3. 訪問日時を選択
  4. 個人情報の入力
  5. 支払い
  6. 当日、チケットを持参

公式サイトはもちろん、KKdayなどの予約サイトを使うと日本語でスムーズに予約できます。予約サイトでは特別な割引やキャンペーンをしていることもあるので、ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。

また、フランス公認ガイドのプライベートツアーもおすすめです。名画や彫刻の裏に隠された興味深いストーリーや芸術家の情熱を、日本語で分かりやすく楽しめます。個人では気づけない細部や歴史的背景を解説してくれるので、作品への理解がぐっと深まりますよ。

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オルセー美術館:ゴッホの楽しみ方まとめ

オルセー美術館は、ゴッホの魅力をじっくり感じるのに最適な場所です。彼の名作が一堂に会する展示は、美術の力を全身で感じる特別な体験になるでしょう。

幻想的な色彩感覚、筆使いに込められた強い感情など、作品ひとつひとつを間近で見ることで、ゴッホの天才性に圧倒されること間違いなしです。

また、モネやルノワールといったゴッホの作風に影響を与えた巨匠たちの名作が楽しめるのも、オルセー美術館の素晴らしいところです。アクセスも便利で、初めてのパリ旅行でも気軽に訪れることができます。

この記事を参考に、ぜひあなたもゴッホの世界を堪能して、素敵な思い出を作ってくださいね。

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