パリは世界中の食通たちを魅了する美食の都です。フランスの伝統が息づく名物料理から、芸術品のようなスイーツまで、街中どこを歩いても心がときめくグルメの宝庫です。
パリの味覚を存分に楽しむためには、料理やスイーツの背景にある歴史や文化を知ることも大切です。一皿一皿に込められた思いを感じながら味わえば、旅の楽しみがさらに広がりますよ。
この記事では、パリでぜひ味わってほしい定番の料理やスイーツをランキング形式で紹介します。また、食べ歩きを楽しむためのお役立ち情報などについても詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、パリの魅力あふれる食の世界を存分に堪能してください。
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パリで食べたい定番&名物料理ランキングTOP8
ここでは下記のランキングに基づいて、それぞれのメニューを解説します。
- オニオングラタンスープ
- ステーク・フリット
- キッシュ・ロレーヌ
- ラタトゥイユ
- ブフ・ブルギニョン
- エスカルゴ
- 鴨のコンフィ
- タルタルステーキ
1位:オニオングラタンスープ
オニオングラタンスープ
Soup à l’Oignon Gratinée
「オニオングラタンスープ」はフランス料理を代表する伝統的なスープのひとつで、香ばしいオニオンの甘みと濃厚なチーズの風味が特徴です。寒い季節や特別なディナーの前菜として親しまれています。
スープのベースは、じっくりと炒めて甘みを引き出したタマネギと、ビーフやチキンを使ったブイヨンです。タマネギは長時間炒めることでカラメル化し、独特のコクと深みを与えます。仕上げに、バゲットの薄切りをスープの上に浮かべ、その上にグリュイエールチーズやエメンタールチーズをたっぷりと乗せ、オーブンで焼き上げます。
表面がこんがりと焼けたチーズの香ばしさと、スープに染み込んだパンの柔らかい食感が絶妙なハーモニーを生み出します。一口飲むだけで、心も体も温まるような味わいが広がり、フランスの家庭的な温かさを感じることができる一品です。
2位:ステーク・フリット
ステーク・フリット
Steak Frites
「ステーク・フリット」は、フランスの家庭やブラッスリーで親しまれている代表的なメニューです。この料理はシンプルでありながら、フランス料理の真髄を感じさせる一品として人気があります。
主役は、厚切りでジューシーに焼かれた牛肉のステーキ。焼き加減は、「ブルー(レア)」から「ビアン・キュイ(ウェルダン)」まで、お好みに合わせて調整できます。添えられるフライドポテトは、外はカリカリ、中はホクホクに仕上げられ、バターやハーブで風味付けされることが一般的です。さらに、濃厚な赤ワインソースやペッパークリームソースがかけられることもあり、味わいに深みを加えます。
地域によってステーキの部位やソースが異なるため、フランス国内を旅する際には、食べ比べを楽しんでみるのもおすすめです。ステーク・フリットは特に赤ワインとの相性が抜群で、カジュアルなディナーやランチで気軽に楽しむことができます。
フランスの美食文化を手軽に堪能したい方にぴったりの一皿です。
3位:キッシュ・ロレーヌ
キッシュ・ロレーヌ
Quiche Lorraine
「キッシュ・ロレーヌ」は、フランス北東部ロレーヌ地方発祥の伝統的な料理です。フランス語で「キッシュ」はパイやタルトの一種を指し、「ロレーヌ」は地域名を表します。
薄いパイ生地の上に、卵、生クリーム、牛乳を混ぜたアパレイユを流し込み、カリカリのベーコンとたっぷりのグリュイエールチーズを加えてオーブンで焼き上げます。すると、香ばしい生地と濃厚でクリーミーな中身が絶妙に絡み合った一品が完成します。
キッシュは冷めても美味しく、持ち運びにも便利なため、ピクニックやランチボックスにも最適です。最近では、ほうれん草やサーモンを使ったアレンジキッシュも多く見られ、フランス各地のパン屋やカフェで気軽に楽しむことができます。
本場のキッシュ・ロレーヌは特に味わい深く、フランス旅行の際にはぜひ試していただきたい逸品です。
4位:ラタトゥイユ
ラタトゥイユ
Ratatouille
「ラタトゥイユ」は、南フランスのプロヴァンス地方発祥の野菜を使った煮込み料理です。色とりどりの野菜が豊富に使われ、そのシンプルな味わいが野菜本来の美味しさを引き出します。
主にズッキーニ、ナス、トマト、ピーマン、玉ねぎなどが具材として使われ、オリーブオイルとタイムやローズマリーなどのハーブで風味を引き立てながら煮込まれます。
フランスでは「ラタトゥイユ・デ・プロヴァンス」として地域名を冠することもあり、肉や魚と一緒に食べることが多いです。
ヘルシーで栄養価も高いため、ヴィーガンやベジタリアンにもぴったりです。温かくても冷たくても美味しく食べられるため、特に夏の暑い時期におすすめです。
5位:ブフ・ブルギニョン
ブフ・ブルギニョン
Bœuf Bourguignon
「ブフ・ブルギニョン」は、ブルゴーニュ地方を代表する伝統的な料理で、赤ワインをたっぷり使って煮込んだ牛肉のシチューです。フランス語で「ブフ」は牛肉、「ブルギニョン」はブルゴーニュ地方を意味します。
牛肉を赤ワインに漬け込み、香味野菜(人参、玉ねぎ、セロリなど)やマッシュルームと一緒にじっくり煮込むことで、濃厚な味わいと柔らかい食感が楽しめます。この料理は通常、パンやポテト、ライスと一緒に提供されます。また、現地では赤ワインとともに楽しむのが一般的です。
ブフ・ブルギニョンは、手間ひまかけて作るため、その美味しさは格別で、家庭やレストランで長年愛され続けている一品です。特に寒い季節にぴったりで、田舎風の温かみを感じられる料理です。
6位:エスカルゴ
エスカルゴ
Escargots
「エスカルゴ」はフランス料理の中でも特にユニークで、世界的に知られる前菜の一つです。特製のガーリックバターやパセリを詰めた殻付きのカタツムリをオーブンで焼き上げるのが一般的です。
香ばしいガーリックの香りが広がり、バターのコクが口の中に広がります。
初めて食べる人には少し勇気がいるかもしれませんが、食感は意外にも柔らかく、エスカルゴ自体には癖がないため、ガーリックバターが好きな人なら楽しめるでしょう。
7位:鴨のコンフィ
鴨のコンフィ
Confit de Canard
「鴨のコンフィ」はフランスの伝統的な保存食で、鴨肉を脂で長時間煮込んで作ります。鴨肉の脂肪分が肉をしっとりと柔らかくし、独特の濃厚な味わいを引き出します。
この料理は、最初に鴨肉を塩漬けにし、時間をかけて低温の脂でじっくり煮ることで、鴨肉の旨味が閉じ込められます。
肉は驚くほど柔らかく、外はカリッと香ばしく仕上がります。風味豊かでジューシーな肉質が特徴で、ポテトやサラダと一緒に提供されることが多いです。
8位:タルタルステーキ
タルタルステーキ
Steak Tartare
「タルタルステーキ」は生肉を使った料理です。
新鮮な牛肉をサイコロ状に切ったり粗くひき肉にしたりして、卵黄、玉ねぎ、ピクルス、ケイパー、ディジョンマスタードなどで味付けします。これに塩や胡椒を加えて、軽く混ぜ合わせて提供されるのが特徴です。そのままパンに乗せて食べたり、サラダとして楽しみます。
フランス料理の中でも最もシンプルで美味しい料理の一つとして広く愛されており、滑らかな食感とスパイシーな風味がクセになる一品です。
パリで食べたいスイーツ&パンランキングTOP10
ここでは下記のランキングに基づいて、それぞれのメニューを解説します。
- クロワッサン
- マカロン
- エクレア
- クリームブリュレ
- カヌレ
- クレープ
- ミルフィーユ
- モンブラン
- パン・オ・ショコラ
- パリ・ブレスト
1位:クロワッサン
クロワッサン
Croissant
フランスを代表するパンと言えば「クロワッサン」。バターの香りが豊かで、外はサクサク、中はふんわりとした食感が魅力です。その歴史はオーストリアに起源を持ちますが、フランスに伝わり独自の進化を遂げました。
最大の特徴は、層状になった生地の中にたっぷりとバターを折り込むこと。これにより、焼き上がったときのサクサク感と、口に入れた瞬間に広がるリッチなバターの風味が生まれます。
クロワッサンは、朝食や軽食として広く親しまれており、フランスのカフェではコーヒーやジュースとともに提供されるのが一般的です。街角にあるベーカリーでは毎日焼きたてのクロワッサンが並び、その香りが街全体を包み込みます。
2位:マカロン
マカロン
Macaron
カラフルな見た目が美しい、上品なフランス菓子「マカロン」。日本でも人気が高く、フランスを代表するスイーツの一つとして広く知られています。
アーモンドパウダーと卵白を使って作られたメレンゲ生地に、クリームやガナッシュをサンドイッチ状に挟みます。外側はサクサクで、内側はしっとりとした食感が楽しめるお菓子です。
マカロンの魅力はフレーバーの豊富さです。ベーシックなものとしてはピスタチオ、フランボワーズ(ラズベリー)、チョコレート、バニラなどがあり、ほんのりとした甘さとそれぞれの風味を楽しめます。また、最近では抹茶や塩キャラメル、ローズなど、よりユニークなフレーバーも登場しています。
パリにはマカロンの名店が多くあります。特に有名なのが「ラデュレ」や「ピエール・エルメ・パリ」で、ここでは品質の高いマカロンを楽しむことができます。
マカロンは軽い食感と絶妙な甘さで、ティータイムにぴったりのスイーツです。
3位:エクレア
エクレア
Éclair
「エクレア」は、長細い形が特徴的なシュー生地の中にクリームがたっぷりと詰められたスイーツです。フランス語で「雷」という意味があり、その形状や食べる際の速さに由来しています。サクサクとしたシュー生地の中には、バニラやチョコレートのクリームがたっぷりと詰まっていて、そのリッチで滑らかな食感が魅力です。
ポピュラーなのは、チョコレートやコーヒー味のエクレアです。上にかけられたグレーズ(糖衣)は、エクレアの甘さと美味しさを引き立て、見た目にも華やかです。クリームはさまざまなフレーバーにアレンジされ、フルーツ系やキャラメルのクリームが使用されることもあります。
フランスのカフェやパティスリーでは、エクレアは定番のスイーツとして多くの人々に愛されています。
4位:クレーム・ブリュレ
クリーム・ブリュレ
Crème Brûlée
「クレーム・ブリュレ」は、カスタードクリームの上に、パリッとしたキャラメルの層があるのが特徴的なデザートです。「ブリュレ(brûlée)」はフランス語で「焼かれた」という意味があり、デザートの表面に砂糖を振りかけてバーナーで焼き上げることで、香ばしいカラメル層ができます。
クレーム・ブリュレの魅力は、そのテクスチャーにあります。中のカスタードは卵黄と生クリームを使って作られていて、非常にリッチで滑らか。表面のキャラメル層は、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙です。また、バニラビーンズを使うことが多いため、香りも豊かで、口の中で広がる甘さと風味が堪りません!
食べるときは、まずスプーンでキャラメル層を割ります。そして、柔らかいクリーム部分と混ざり合う食感のコントラストを楽しみます。
5位:カヌレ
カヌレ
Canelé de Bordeaux
「カヌレ」は、日本でも最近人気が高まっているスイーツです。もともとはボルドー地方発祥の焼き菓子ですが、パリでも街角のベーカリーやカフェでよく見かけます。
カヌレの作り方は、卵黄、牛乳、砂糖、バターを混ぜ合わせた生地にラム酒とバニラを加え、特別な型に入れて焼くというシンプルなものです。
外側のカリっとした食感と、内側の濃厚でリッチな風味、この絶妙なバランスがカヌレの最大の魅力です。ラム酒の香りがアクセントとなり、甘さ控えめでありながら、豊かな味わいが楽しめます。
小さなサイズのカヌレは、一口で食べられるので、お土産やおやつとしても人気です。
6位:クレープ
クレープ
Crêpe
軽い食感とシンプルな味わいの「クレープ」は、日本でも人気のスイーツの一つです。フランス各地で食べられていますが、ブルターニュ地方が発祥の地として知られています。様々なトッピングを加えるスタイルで、甘いものだけでなく塩味のおかず系まで、バリエーションが豊富です。
甘いクレープは「クレープ・シュクレ(crêpe sucre)」と呼ばれ、シンプルな砂糖のクレープから、フレッシュなバナナやいちごを添えたもの、さらには生クリームやアイスクリームをトッピングしたものまで、アレンジは無限大です。屋台やカフェで手軽に食べられます。
7位:ミルフィーユ
ミルフィーユ
Mille-feuille
「ミルフィーユ」は、フランス語で「千(mille)の葉(feuille)」を意味します。サクサクとしたパイ生地が何層にも重なり、カスタードクリームがたっぷり挟まれたこのデザートは、見た目にも美しく、フランスの定番スイーツとして人気があります。
おすすめは「ラデュレ」や「ピエール・エルメ」などの高級店で、フレッシュな材料を使った一品を味わうことです。パティスリー特製の濃厚なカスタードと軽やかなパイが織りなす絶妙な味わいを楽しみましょう。
8位:モンブラン
モンブラン
Mont Blanc
「モンブラン」の起源はフランスまたはイタリアとされていますが、日本でも非常に人気があるケーキです。その特徴的な見た目は、雪山の形を模していて、栗のペーストを細かく絞って山のように盛りつけます。
基本的なモンブランの構成は、栗のペーストを使用したクリーム、スポンジケーキやメレンゲの層、そして栗そのものが使われることが多いです。栗の甘さが引き立ち、軽やかな食感が加わることで、食べごたえがありながらも上品な味わいに仕上がります。
パリでは特に、老舗サロン・ド・テ「アンジェリーナ」のモンブランが有名です。一口食べれば、濃厚なマロンクリームの虜になること間違いなしです。
9位:パン・オ・ショコラ
パン・オ・ショコラ
Pain au Chocolat
「パン・オ・ショコラ」は、チョコレートを挟んだデニッシュペストリーです。サクサクしたバター風味の生地と、ほどよく甘いチョコレートが絶妙なバランスで絡み合います。クロワッサンのように軽い食感でありながら、チョコレートのリッチな味わいが後を引きます。
フランスでは朝食として、または午後のティータイムに楽しむ定番の一品として欠かせません。老舗のベーカリーはもちろん、スーパーなどでも販売されているので、いつでも気軽に購入できます。また、カフェでコーヒーと一緒に食べると、一層美味しさが引き立ちます。
10位:パリ・ブレスト
パリ・ブレスト
Paris-Brest
「パリ・ブレスト」は、丸い形をしたシュー生地の中に、濃厚なプラリネ風味のクリームがたっぷり詰められたスイーツです。名前の由来は、フランスの自転車レース「パリ・ブレスト・パリ」から来ており、その形が自転車の車輪を模していると言われています。
パリ・ブレストの魅力は、クリームの甘さとナッツの風味です。プラリネクリームはアーモンドやヘーゼルナッツを使っており、濃厚でありながらも重すぎず、口の中でふわっと香りが広がります。シュー生地は外がカリッとした食感で、内側は軽く、クリームとの相性が抜群です。
パリで食べたい!グルメお役立ち情報
ここでは下記について解説します。
- 食べ歩きのおすすめスポット
- パリの食事料金の目安
- チップの習慣 適切な金額
- パリで食べたい!グルメやスイーツまとめ
食べ歩きのおすすめスポット【3選】
パリは街を歩くだけで、美味しいグルメを堪能できる食の宝庫です。サクサクのクロワッサンや作りたてのサンドイッチ、焼き立てのクレープなど、どこでも簡単にパリならではのストリートフードを楽しめます。
食べ歩きは旅の醍醐味!ということで、ここではぜひ足を運びたいパリの食べ歩きスポットを3つ紹介します。
ムフタール通り
パリ5区に位置するムフタール通りは、地元グルメを楽しみたい人にぴったりのスポットです。この通りは、パリの中でも特に古い歴史を持つエリアの一つで、石畳の道が続く情緒あふれる雰囲気が魅力的。中世の趣を感じさせる街並みと活気ある市場が広がり、地元の人々や観光客で常に賑わっています。
ムフタール通りの名物は、豊富な食材が揃うマーケット。朝早くから新鮮な野菜や果物、パン、チーズ、ワインなどが並び、まるでフランスの日常生活を垣間見るような体験ができます。また、この通りには伝統的なフレンチビストロやクレープ屋、パティスリーも軒を連ねており、パリならではの美味しい料理やスイーツが手軽に味わえます。
▶ムフタール通り(Rue Mouffetard)
所在地:Rue Mouffetard, 75005 Paris
営業時間:店舗による
定休日:店舗による
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モントルグイユ通り
パリ中心部に位置するモントルグイユ通りは、パリらしい雰囲気が漂う歩行者専用エリアで、地元の人々と観光客が集う活気あふれるスポットとして有名です。特に、フランス伝統の食文化が凝縮されたエリアとして知られ、新鮮な食材やグルメを楽しめます。
通りには、老舗のパン屋やパティスリー、チーズ専門店、ワインショップ、オイスターを提供するシーフードバーなど、さまざまな店舗が立ち並びます。有名な「ストレー(Stohrer)」は、フランス最古のパティスリーとして知られ、絶品のエクレアやババ・オ・ラムは必食です。また、週末の朝には、焼き立てのクロワッサンを手に通りを散策する人々の姿も見られ、地元の生活に触れることができます。
▶モントルグイユ通り(Rue Montorgueil)
所在地:Rue Montorgueil, 75001 Paris
営業時間:店舗による
定休日:店舗による
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マルシェ・デ・ザンファン・ルージュ
マルシェ・デ・ザンファン・ルージュは、パリ最古の市場として知られる歴史ある食べ歩きスポットです。1600年代に設立され、その名前は、近くにあった赤い制服を着た孤児たちの養護施設に由来しています。マレ地区の中心に位置し、地元の人々や観光客に愛されるこの市場は、食文化の多様性と活気あふれる雰囲気が魅力です。
市場内には新鮮な野菜や果物、肉、魚などの食材を扱うお店だけでなく、各国の料理を楽しめるフードスタンドが並んでいます。特に人気のある料理は、モロッコのタジンやレバノンのファラフェル、イタリアのパスタ、さらには本格的な日本食まで多岐にわたります。その場で調理された料理を購入し、屋外のテラスや市場内の共有スペースで気軽に味わうことができます。
また、地元の生産者が手掛けるチーズやパン、ワインも揃っており、フランスならではの味を堪能するのにぴったりです。市場全体がアットホームで温かい雰囲気に包まれており、観光だけでなく、地元の生活を垣間見る貴重な体験もできるでしょう。
▶マルシェ・デ・ザンファン・ルージュ(Marché des Enfants Rouges)
所在地:39 Rue de Bretagne, 75003 Paris
営業時間:火・水・金・土8:00-20:30、木8:30-21:30、日8:30-17:00
定休日:月曜日
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パリの食事料金の目安
パリでの食事料金は、訪れるお店の種類や立地によって大きく異なります。
ここではカフェやビストロ、高級レストランでの平均的な料金を紹介しますので、お店選びの参考にしてください。
【カフェの場合】
カフェは気軽に利用できるため、観光客や地元の人々に人気があります。軽食やドリンクが中心ですが、簡単な食事も楽しめます。
●ランチ:10~20ユーロ
サンドイッチやクロックムッシュ、キッシュなどが一般的。セットメニューがある場合はさらにお得です。
●ディナー:15~30ユーロ
日が暮れると雰囲気が変わり、アルコールを楽しむ人も増えます。カジュアルなメニューで、タルティーヌやサラダと一緒にワインを楽しむのが定番です。
【ビストロの場合】
ビストロは、パリらしい家庭的で温かい雰囲気の食堂です。しっかりしたフランス料理を手頃な価格で楽しめるのが魅力です。
●ランチ:15~30ユーロ
前菜・メイン・デザートがセットになった「プラ・ドゥ・ジュール(本日のメニュー)」が人気です。ボリュームたっぷりでコスパも良好。
●ディナー:25~50ユーロ
昼よりも少し高めの価格設定ですが、本格的なフレンチが味わえます。フレンチオニオンスープやコンフィ・ド・カナールなど、フランスらしい料理を楽しめます。
【高級レストランの場合】
高級レストランでは、ミシュラン星付きのお店や有名シェフが手掛ける料理が楽しめます。料理だけでなく、店内の雰囲気やサービスも特別感があります。
●ランチ:50~150ユーロ
高級店でも、ランチタイムにはディナーよりも手頃な価格でコース料理を提供しているお店が多く、旅行者にもおすすめです。
●ディナー:100~300ユーロ以上
一流レストランでのディナーは非日常を味わえる贅沢な時間。コースメニューが主流で、ワインペアリングを追加するとさらに高額になります。
チップの習慣
フランスでは、あらかじめ会計にサービス料が含まれている場合が多いため、基本的にチップ(pourboire)は必須ではありません。ただし、良いサービスを受けた場合や特別なおもてなしを感じたときには、感謝の気持ちを表すためにチップを渡すことがあります。
日本人はチップ文化に不慣れなため、どのようなシーンでチップを渡すべきか迷うこともあるでしょう。そのためここでは、チップを渡す習慣や適切な金額の目安を紹介します。
チップの目安
カフェやビストロ:数ユーロ程度
サービスが良かった場合に1~2ユーロ程度を残すと喜ばれることが多い。
レストラン(高級店含む):合計金額の5~10%
特に満足した場合にテーブルに現金を置くか、カード支払い時に追加することも可能。
フランスにおけるチップの基本
●サービス料は料金に含まれている
フランスでは、飲食店やカフェの請求書にはすでにサービス料(service compris)が含まれていることが一般的です。そのため、必ずチップを渡す必要はありません。ただし、サービスが特に良かった場合や感謝の気持ちを表したい場合には、少額のチップを渡すと喜ばれます。
●現金が基本
チップは通常、現金で渡します。特に少額の場合、カード支払い時に追加するよりも現金でテーブルや手渡しする方が適切です。
チップを渡す際のポイント
●感謝の気持ちを込めて渡す
無理に渡す必要はありませんが、サービスに満足した場合には笑顔で「Merci」と感謝の言葉と一緒に渡すと好印象です。
●お釣りの一部を置いていく方法もアリ
レストランやカフェでは、お釣りの小銭や1~2ユーロをテーブルに置いていく方法が一般的です。
●チップを渡さないケースも問題ない
フランスではチップを渡さないことも普通にあります。周囲の状況やサービスの質を見ながら判断しましょう。
パリで食べたい!グルメやスイーツまとめ
パリは、食の喜びを全身で堪能できる街です。
この記事で紹介した「オニオングラタンスープ」や「エスカルゴ」といったフランス料理の定番名物は、伝統の味わいを象徴する一皿です。また、「クロワッサン」や「マカロン」など、美しい見た目も楽しめるスイーツも、ぜひ現地で味わいたい逸品です。
さらに、ノスタルジックな雰囲気が魅力のモンマルトル地区や、おしゃれなマレ地区での食べ歩き体験も、旅の素敵な思い出になるでしょう。美味しい料理やスイーツを楽しみながら、パリの街並みや歴史、文化に触れてみてくださいね。
心に残るとっておきの一皿と出会えますように!