【パリ旅行】区ごとの特徴完全ガイド!街の魅力やおすすめエリア解説

パリ旅行
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
スポンサーリンク

パリは、歴史と芸術、グルメとファッションが息づき、訪れる人を魅了してやまない街です。セーヌ川を中心に、20の行政区が螺旋らせん状に広がり、それぞれに異なる歴史や文化、雰囲気が息づいています。

1区のルーヴル美術館やノートルダム大聖堂といった歴史的名所、カフェ文化が香るカルチエ・ラタン、アーティストたちが集うモンマルトルなど、まるで違う街を旅しているような感覚を味わえるのもパリの魅力です。

この記事では、パリ各区の特徴、治安やアクセス、さらにはおすすめエリアや宿泊選びのポイントまで、旅行計画に役立つ情報をまとめています。ぜひ最後まで読んで、楽しい旅の楽しいヒントを見つけてくださいね。

≫おすすめエリア&ホテル特集はこちら
≫おすすめ現地ツアー特集はこちら
≫パリ旅行関連サイト集はこちら

記事のポイント
  • パリの区は螺旋らせん状に広がる独特な配置
  • 各区ごとに歴史・芸術など異なる魅力がある
  • 観光スポットとの位置関係を知ると移動が便利
  • 治安はエリアによって差がある
Rié
Rié

当ブログは、パリが大好きなRiéが運営しています。

このサイトは「好きな人と好きな時間を楽しもう」をコンセプトに、フランス旅行の魅力をギュッと詰め込んだ情報ブログです。
パリ留学や多くの海外渡航経験をもとに、観光を楽しむためのヒントをお届けします!

≫Riéのプロフィールはこちら

\海外旅行するなら絶対持っておきたい1枚/

🛡入会金・年会費無料なのに海外旅行保険付帯
🌟キャッシュレス決済で現地でも安心・便利
💳Visaだから世界中で使える
🎁ホテルや航空券の支払いでポイントが貯まる
💶海外キャッシングで現地通貨の引出しもOK

「初クレカの人」にも「2、3枚目の人」にも◎
\申し込みは簡単! 今すぐチェック!/
スポンサーリンク
  1. パリの区ごとの特徴①区の見方と概要
    1. パリ20区の成り立ちと螺旋状の配置
    2. 主要駅・観光スポット・区の位置関係
    3. 各区はどうやって見分ける?
    4. パリ左岸と右岸の違い
  2. パリの区ごとの特徴②各区のガイド
    1. 歴史と芸術の中心部:1区・4区
      1. 1区の魅力と特徴
      2. 4区の魅力と特徴
      3. 歴史と芸術が息づく街並み
    2. 商業とエンターテインメントの中心:2区・9区・10区
      1. 2区の魅力と特徴
      2. 9区の魅力と特徴
      3. 10区の魅力と特徴
      4. 商業とエンターテインメントが詰まったエリア
    3. 芸術と歴史が息づくマレ地区:3区・4区
      1. 3区の魅力と特徴
      2. 4区の魅力と特徴
      3. 芸術と歴史の調和した街歩き
    4. 学生街と文学の香り:5区・6区・12区
      1. 5区の魅力と特徴
      2. 6区の魅力と特徴
      3. 12区の魅力と特徴
      4. 知的好奇心を満たす街歩き
    5. シンボルと高級住宅街:7区・8区・16区
      1. 7区の魅力と特徴
      2. 8区の魅力と特徴
      3. 16区の魅力と特徴
      4. 高級と歴史、観光の融合
    6. 多文化と暮らしやすさ:11区・13区・15区
      1. 11区の魅力と特徴
      2. 13区の魅力と特徴
      3. 15区魅力と特徴
      4. 生活と文化が調和する街歩き
    7. 芸術家と下町文化:17区・18区
      1. 17区の魅力と特徴
      2. 18区の魅力と特徴
      3. 芸術と庶民生活が交差する街歩き
    8. 住宅街と自然が豊かなエリア:14区・19区・20区
      1. 14区魅力と特徴
      2. 19区魅力と特徴
      3. 20区魅力と特徴
      4. 豊かな自然と暮らしの調和
  3. パリの区ごとの特徴③目的別エリア選びと治安
    1. 何区がおすすめ?目的別モデルプラン
      1. 王道観光を満喫したい場合:1区・4区・7区
      2. 芸術や歴史を味わいながら街歩きしたい場合:3区・5区・6区
      3. ショッピングを満喫したい場合:1区・2区・8区・9区
      4. ローカルな雰囲気や多文化を味わいたい場合:11区・13区・20区
    2. 何区が危ない?治安情報と注意エリア
    3. 宿泊先の選び方
      1. ホテル相場
      2. アクセスの良い区
      3. ホテル選びに便利な予約サイト
    4. 日本人が多く住むエリア
    5. パリの区ごとの特徴まとめ

パリの区ごとの特徴①区の見方と概要

ここでは下記について解説します。

  • パリ20区の成り立ちと螺旋状の配置
  • 主要駅・観光スポット・区の位置関係
  • 各区はどうやって見分ける?
  • パリ左岸と右岸の違い

パリ20区の成り立ちと螺旋状の配置

出典:Move Me To Paris

パリは「区(Arrondissementアロンディスマン)」という行政区画によって20のエリアに分けられています。この区ごとの制度は、19世紀に都市の拡大や行政の効率化を目的として整備されました。もともとは小さな村や町が集まってできたパリですが、19世紀の中ごろに市域が広がり、それに伴って区も増えていったのです。

特徴的なのは、パリの区が中心部の「第1区」を起点に、螺旋らせん状に番号がふられている点です。ちょうど渦巻きのように時計回りに番号が増えていくため、地図上で見れば、区の番号が連続している場所は隣り合っていることが多いです。

この配置は、観光や移動の際にも役立ちます。例えば、第1区はルーヴル美術館があるパリの中心地で、そこから外側に向かって区が広がっていくイメージを持つと、街の構造を理解しやすくなります。観光スポットやショッピングエリア、住宅街など、それぞれの区には異なる雰囲気や魅力があり、螺旋状の区分けを知ることで、自分の行きたい場所や泊まりたいエリアを選びやすくなります。

主要駅・観光スポット・区の位置関係

パリはコンパクトながらも、多くの主要観光スポットや交通の要所が市内の各区に点在しています。特に、旅行者にとって重要なのが主要駅の位置と、それを中心にした観光スポットや区の関係性を理解することです。

主要な駅
国内外の列車の発着だけでなく、市内の地下鉄やバス路線の重要なハブにもなっています。

  • パリ北駅(Gare du Nord):10区に位置し、ロンドンやベルギーなどヨーロッパ各地を結ぶ国際列車が発着するパリ最大のターミナル駅です。
  • パリ東駅(Gare de l’Est):北駅のすぐ近く、10区にあります。ドイツ方面への国際列車やフランス国内の列車が発着します。
  • サン・ラザール駅(Gare Saint-Lazare):8区に位置し、印象派の画家たちが愛したノルマンディー地方へ向かう列車が発着します。駅自体が美術作品に描かれることも多い歴史ある駅です。
  • リヨン駅(Gare de Lyon):12区にあり、南仏方面へのTGV(高速鉄道)が発着する重要な駅です。
  • モンパルナス駅(Gare Montparnasse):15区に位置し、ブルターニュ地方や大西洋方面への列車が発着します。

主要な観光スポット
観光スポットも区によって特徴があります。

  • ルーヴル美術館:1区にあり、パリの中心地です。
  • ノートルダム大聖堂:セーヌ川に浮かぶシテ島にあり、1区と4区にまたがっています。
  • エッフェル塔:7区のシャン・ド・マルス公園内にあり、言わずと知れたパリのシンボルです。
  • エトワール凱旋門:8区と17区の境目に位置し、シャンゼリゼ通りの起点でもあります。
  • モンマルトルの丘(サクレ・クール寺院):18区にあり、パリ市街を一望できる人気のスポットです。

これらの駅や観光名所は地下鉄やバスで簡単にアクセスでき、区の位置関係をざっくり把握しておくことで、効率的に観光ルートを組み立てられます。特に中心部の1〜8区は観光スポットが集中しているため、宿泊や移動の拠点として便利です。

初めてのパリ旅行でも、主要駅と観光スポットの位置関係を知っておけば、迷わずスムーズに街歩きを楽しめますよ。

各区はどうやって見分ける?

パリの20区は、それぞれに個性や特徴があり、見た目や雰囲気で見分けることができます。初めて訪れる方でも、いくつかのポイントを押さえれば、どの区にいるのかを感じ取りやすくなります。

  1. 建物の様式や街並み
    歴史ある中心部の1〜4区は、古い宮殿やクラシックな石造りの建物が多く、華やかで格式ある雰囲気です。一方、19区や20区などの外縁部は、より住宅地や現代的な建築が目立ち、落ち着いた暮らしの街並みが広がっています。

  2. 観光スポットの有無
    観光客が多いエリアはすぐにわかります。たとえば、エッフェル塔がある7区やモンマルトルの18区は、観光名所やカフェ、土産物店が多く賑やかです。逆に、オフィス街や住宅街が中心の区は、静かな日常の空気を感じられます。

  3. 雰囲気や人の流れ
    区によって住む人の年齢層や文化も異なります。若者が集まるエリアはカジュアルで活気があり、落ち着いた区は静かで洗練された印象です。地元のマーケットや公園の様子も区の個性を感じるヒントになります。

  4. 地図での位置や番号
    パリの区は螺旋らせん状に番号が振られているので、地図で現在地を確認するのも大切です。駅の案内や地下鉄の路線図にも区番号や名前が表示されているため、目印にしましょう。

  5. 看板や標識の確認
    街中の標識やお店の看板には、区名や区番号が書かれていることがあります。観光案内所やメトロの駅でも区の情報を教えてもらえるので、不安なときはスタッフに聞いてみるのもよいでしょう。

このように、建物や雰囲気、地図やサインを活用することで、初めてのパリでもそれぞれの区を見分けやすくなります。パリの街歩きを楽しみながら、区ごとの違いを感じてみてくださいね。

パリ左岸と右岸の違い

パリはセーヌ川によって「右岸(Riveリヴ droiteドロワット)」と「左岸(Riveリヴ gaucheゴーシュ)」に分かれており、それぞれに異なる魅力や雰囲気があります。この川の両側の違いを理解すると、パリの街全体の文化や歴史をより深く楽しむことができます。

まずは地理的な違いについて解説します。パリを横切るセーヌ川は、東から西へ流れています。川の流れと同じ方向(西)を向いて立ったとき、右側(北側)が「右岸」、左側(南側)が「左岸」と呼ばれます。中心部のシテ島やサントルもこの川に囲まれたエリアですが、一般的には川の北側と南側で区別されています。

右岸(Riveリヴ droiteドロワット)の特徴

右岸は歴史的に商業や金融の中心地として栄えてきました。シャンゼリゼ通りやオペラ座、ルーヴル美術館などの観光名所が多く、賑やかで華やかな雰囲気が特徴です。高級ブランド店やデパートも多く、ショッピングエリアとしても有名です。

街並みは壮麗な19世紀の建築が多く並び、観光客やビジネス客で常に活気にあふれています。また、主要な鉄道駅も右岸に集中しており、交通の便も非常に良いのが魅力です。

左岸(Riveリヴ gaucheゴーシュ)の特徴

左岸はかつて知識人や芸術家、学生たちが集まった文化的なエリアです。ソルボンヌ大学やパンテオンなど歴史ある学問の拠点があり、カフェ文化やブックショップが今も根強く残っています。

また、比較的落ち着いた雰囲気で、公園や広場、緑豊かなセーヌ川の岸辺も多く、ゆったりとした散策にぴったりの場所です。モンパルナスやジャルダン・デ・プラントなど自然と文化が融合したスポットも多く、芸術や哲学を感じたい人におすすめです。

歴史的に見ると、左岸は「自由で創造的な精神」の象徴とされ、文豪や哲学者、画家などが多く集まっていました。一方、右岸は「経済力と権力の象徴」として発展し、ビジネス街や上流階級の住宅が多くあります。この対比がパリの街の二面性を生み出し、独特の魅力になっています。

観光では、右岸のルーヴル美術館やオペラ座、マレ地区の活気ある通りを楽しみつつ、左岸ではラテン区の歴史ある街並みやカフェ文化、そして静かなセーヌ川沿いの散歩を楽しむのがおすすめです。

パリの左岸と右岸は、単に地理的な区分だけでなく、文化や歴史、暮らしのスタイルまで異なる表情を持っています。両方のエリアを歩くことで、より豊かなパリの魅力を体感できるでしょう。ぜひ時間をかけて、それぞれの良さをゆっくり味わってみてください。

パリの区ごとの特徴②各区のガイド

ここでは下記について解説します。

  • 歴史と芸術の中心部:1区・4区
  • 商業とエンターテインメントの中心:2区・9区・10区
  • 芸術と歴史が息づくマレ地区:3区・4区
  • 学生街と文学の香り:5区・6区・12区
  • シンボルと高級住宅街:7区・8区・16区
  • 多文化と暮らしやすさ:11区・13区・15区
  • 芸術家と下町文化:17区・18区
  • 住宅街と自然が豊かなエリア:14区・19区・20区

歴史と芸術の中心部:1区・4区

パリの1区と4区は、街の歴史と芸術の中心地として知られ、名所や文化財が数多く集まる特別なエリアです。ここではパリの過去と現在、芸術と文化が色濃く融合しており、初めての訪問者から長年のファンまで、多くの人々を惹きつけています。

訪れるたびに新たな発見があり、その豊かな歴史と美しさをじっくり堪能することで、パリの深い魅力に触れることができるでしょう。

交通アクセスと利便性
1区と4区はパリの中心部に位置し、主要な地下鉄路線が集中しています。地下鉄1号線や4号線、7号線、11号線など複数路線が交差し、どこへ行くにも便利です。ルーヴル美術館やノートルダム大聖堂など観光名所にも徒歩圏内でアクセス可能。
主要駅であるシャトレ駅やシテ駅もあり、RER線の利用もできるため郊外からのアクセスも良好です。

1区の魅力と特徴

1区はパリの心臓部であり、市内で最も歴史が深く、観光の起点となる場所です。ここにあるルーヴル美術館は世界最大級の美術館として知られ、モナ・リザやミロのヴィーナスなど、数えきれない名作が展示されています。美術館の周辺には広大なチュイルリー庭園が広がり、季節ごとに美しい花々や噴水が訪れる人々を癒します。

1区はかつて王宮があった場所で、パリの政治・文化の中枢として発展しました。歴史的な建築物が数多く残り、その壮麗なファサードや石畳の通りは、まるでタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれます。

ショッピングエリアも充実しており、高級ブランド店や伝統的なパティスリーも点在しています。

主なスポット:ルーヴル美術館チュイルリー公園オランジュリー美術館サント・シャペル

4区の魅力と特徴

4区はシテ島とマレ地区を含むエリアで、パリ発祥の地とも言われる重要な区です。シテ島にはノートルダム大聖堂やサント・シャペルといった壮麗なゴシック建築があり、歴史ファンや建築愛好家にとっては見逃せないスポットです。特にノートルダムはその美しいステンドグラスと圧倒的な存在感で、世界中から多くの観光客が訪れます。

マレ地区としてはこちらで改めて解説します。

主なスポット:ノートルダム大聖堂ホテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎)ポンピドゥーセンター

歴史と芸術が息づく街並み

1区と4区は隣接しており、どちらも徒歩で移動しやすい範囲にあります。そのため、パリの歴史と芸術をじっくり味わいたい方は、両区を合わせて散策するのがおすすめです。

石畳の道を歩きながら、数世紀にわたるパリの歴史を肌で感じ、アートと文化の香りに包まれることでしょう。

商業とエンターテインメントの中心:2区・9区・10区

パリの2区、9区、10区は、歴史と芸術の華やかさが漂う中心部とは一線を画し、活気あふれる商業エリアと多彩なエンターテインメントが楽しめる現代的でエネルギッシュな地域です。

ゆったりと散策したり、ショッピングや劇場での夜を満喫したりと、パリの多面性を感じながら充実した時間を過ごせる魅力あふれるエリアと言えるでしょう。

交通アクセスと利便性
このエリアは地下鉄3号線、7号線、8号線、9号線、12号線が通り、多数の路線が乗り入れています。特に9区のオペラ周辺は交通の要所で、主要駅のオペラ駅を中心に多くの路線が交差しています。
10区のパリ北駅や東駅は国内外からのアクセスに優れ、夜間のエンターテインメントやショッピングに訪れる人にとっても便利な場所です。

2区の魅力と特徴

2区はパリの金融街としての一面を持ち、かつてはヨーロッパ最大の証券取引所があった場所です。今でもオフィスビルや商業施設が多く集まるビジネス街ですが、その中にも歴史的な建築物や趣のあるパサージュ(アーケード街)が点在しています。

「ギャラリー・ヴィヴィエンヌ」や「パッサージュ・デ・パノラマ」などの伝統的なガラス屋根のアーケードは、ショッピングやカフェ巡りに最適。古き良き19世紀のパリの雰囲気を感じつつ、個性的なブティックや美味しいレストランも楽しめます。

主なスポット:オペラ大通りギャルリー・ヴィヴィエンヌパサージュ・デ・パノラマ

9区の魅力と特徴

9区はパリのエンターテインメントの中心地であり、華やかな劇場やコンサートホールが多く集まっています。代表的な施設には、世界的に有名なオペラ座「ガルニエ宮」があり、夜の街としても賑わいを見せています。

大型のデパートやショッピングセンターも充実していて「ギャラリー・ラファイエット」や「プランタン」などは観光客にも人気のスポットです。美しい建築と最新のファッションが融合したエリアとして、買い物や観劇を楽しみたい方にぴったりです。

主なスポット:オペラ・ガルニエ(オペラ座)ギャラリー・ラファイエットプランタン

10区の魅力と特徴

10区は多文化が交差する活気ある地域で、旅行者にも地元の人にも愛されるエリアです。パリ北駅や東駅があり、国内外の交通の要所として重要な役割を果たしています。エリア内には、多彩なレストランやカフェ、バーが集まり、国際色豊かな料理を楽しめることで知られています。

歴史ある運河「サン・マルタン運河」周辺は散歩やピクニックに人気で、のんびりとした時間を過ごせる穴場スポットです。

主なスポット:パリ北駅パリ東駅サン・マルタン運河

商業とエンターテインメントが詰まったエリア

この3つの区はそれぞれ異なる特徴を持ちながらも、共通してパリの「今」を感じられるエリアです。ショッピング、劇場鑑賞、グルメ、夜のエンターテインメントまで幅広く楽しめ、訪れる人を飽きさせません。

交通アクセスも良く、地下鉄の主要路線が交差しているため、パリの他の観光地への移動もスムーズです。賑やかで刺激的な街の空気を味わいたい方には、ぜひ訪れてほしいエリアです。

芸術と歴史が息づくマレ地区:3区・4区

パリのマレ地区は、3区と4区にまたがる歴史的かつ文化豊かなエリアで、芸術と歴史が息づく街として知られています。

中世から現代に至るまで変わらぬ魅力を保ちながらも常に新しいトレンドを生み出し、歴史的な趣とモダンな文化が絶妙に交差するこのエリアは、パリの中でも特に個性的で奥深い場所です。

時間をかけてゆったりと散策すれば、街の隅々に隠れた美しさや物語に出会えることでしょう。ぜひ、芸術と歴史の息づくマレ地区の魅力を存分に満喫してください。

交通アクセスと利便性
マレ地区は地下鉄1号線、8号線、11号線が利用でき、交通アクセスは非常に良好です。サン・ポール駅やホテル・ド・ヴィル駅がエリアの中心にあり、観光の拠点としても便利。周辺のシテ島やノートルダム大聖堂へも徒歩圏内で、パリの主要観光地への移動もスムーズです。

3区の魅力と特徴

出典:Cityzore

3区は古い通りが残り、中世からの歴史を感じられる静かな住宅街が広がっています。歴史的建造物や博物館が多く、ピカソ美術館やカルナヴァレ博物館といった芸術施設が点在。これらの施設では、絵画や彫刻、歴史的な遺物を通してパリの豊かな文化を体験できます。

3区は観光客で賑わうことが比較的少なく、地元の人々の生活感が感じられる落ち着いた雰囲気が魅力です。狭い石畳の路地を歩きながら、歴史ある建物の隙間にひっそりと佇むカフェやブティックを発見する楽しさがあります。

主なスポット:ピカソ美術館カルナヴァレ博物館メルシー

4区の魅力と特徴

4区はパリでも特に活気のあるエリアの一つで、古い建築物とモダンな店舗が美しく融合しています。ここにはおしゃれなギャラリーや個性的なショップ、カフェ、レストランが数多く並び、地元の若者や観光客でいつも賑わっています。

歴史的にユダヤ人街としても知られ、ユダヤ文化の影響が今なお色濃く残っています。シナゴーグや伝統的なベーカリー、ショップが点在し、多様な文化が共存する独特の空気を感じられます。

また、LGBTQ+コミュニティの重要な拠点としても有名で、自由で開かれた街の雰囲気が漂っています。

主なスポット:ノートルダム大聖堂ホテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎)ポンピドゥーセンター

芸術と歴史の調和した街歩き

マレ地区を歩くと、古い建築物の間に最新のアートやデザインが溶け込んでいることに気づきます。歴史的な広場や教会、美しいパリの街並みを楽しみながら、ギャラリー巡りやカフェでのひとときが堪能できるのは、このエリアならではの魅力です。

週末にはアンティークマーケットやフリーマーケットが開かれ、地元の人々や観光客が混ざり合い賑やかな雰囲気に包まれます。歴史と現代文化が共存するマレ地区は、パリの多彩な顔を象徴する場所と言えるでしょう。

学生街と文学の香り:5区・6区・12区

パリの5区、6区、12区は、特に文学や学問、芸術が深く根付いた学生街として知られています。歴史ある書店やカフェが軒を連ねる文化的な雰囲気が漂い、知的好奇心を刺激する街並みは、まさにパリの「知の中心」と言えるエリアです。

古くから多くの文学者や思想家、芸術家たちが集い、その息吹が今もなお感じられるこの地域は、歴史と現代が調和する知的な魅力にあふれています。ゆったりとした時間の中でパリの文化的な深みを味わいたい方に、ぜひ訪れていただきたいエリアです。

交通アクセスと利便性
5区と6区は地下鉄4号線、10号線、7号線が通り、ソルボンヌ大学やサン=ジェルマン・デ・プレ周辺へのアクセスが良好です。
12区は1号線や8号線で結ばれており、中心部からの移動も便利。これらの区は主要観光地やビジネスエリアから少し離れているため、落ち着いた環境ながら交通の便も十分です。

5区の魅力と特徴

5区は「ラテン地区(Quartier latin)」と呼ばれ、ソルボンヌ大学をはじめとする多くの教育機関が集まる学生街です。中世以来、学問と哲学の中心地として栄え、今でも学生たちの賑わいが絶えません。古い石造りの建物が並ぶ街並みは歴史の重みを感じさせ、パンテオンや国立自然史博物館などの見どころも豊富です。

この地区のカフェや書店は、文学と思想の香りに満ちており、ジャン=ポール・サルトルやシモーヌ・ド・ボーヴォワールといった哲学者たちが愛した場所としても知られています。散策しながら、パリの知的な文化遺産に触れることができます。

主なスポット:ソルボンヌ大学パンテオン国立自然史博物館

6区の魅力と特徴

6区には、パリで最も有名な文学と芸術のスポット、サン=ジェルマン・デ・プレ地区があります。ここはカフェ文化の発祥地であり、「カフェ・ド・フロール」や「レ・ドゥ・マゴ」など、文学者や芸術家が集った伝説的なカフェが今も営業しています。

このエリアは美術館や古書店が多く、洗練された街並みが広がります。近代哲学や実存主義の発展を支えた場所としても知られ、歴史的な雰囲気を感じながら散歩が楽しめます。高級ブティックやギャラリーも点在し、文化と洗練の両方を味わえるエリアです。

主なスポット:カフェ・ド・フロールレ・ドゥ・マゴサン=ジェルマン・デ・プレ教会リュクサンブール公園

12区の魅力と特徴

12区は比較的静かで落ち着いた住宅街が広がり、パリ市民の生活が色濃く感じられるエリアです。歴史的な学問の中心地とは少し趣が異なりますが、自然豊かなヴァンセンヌの森が近くにあり、都会の喧騒から離れてリラックスできる場所として人気です。

この地区にはパリ・バスティーユ・オペラやベルシー地区があり、文化施設やイベントホールも点在しています。芸術や音楽の催しも多く開催され、静かな街並みの中にも豊かな文化的側面があります。

主なスポット:オペラ・バスティーユベルシー地区ヴァンセンヌの森

知的好奇心を満たす街歩き

5区と6区は徒歩圏内で、学生や文学ファンにとっては特に魅力的な散策エリアです。古い大学や歴史的建築、伝統的なカフェを巡りながら、パリが培ってきた知の文化に触れることができます。

12区は少し離れていますが、自然や文化施設を楽しみたい方におすすめです。

シンボルと高級住宅街:7区・8区・16区

パリの7区、8区、16区は、エッフェル塔やエトワール凱旋門などの象徴的な建造物が立ち並ぶ歴史と格式を感じさせる高級住宅街として知られています。洗練された雰囲気が漂うこのエリアでは、観光の華やかさと落ち着いた上質な暮らしが見事に共存しています。

歴史と現代が美しく融合した街並みをゆっくり歩きながら、パリの華やかな一面と静かな住宅地の魅力をぜひ体験してみてください。

交通アクセスと利便性
7区、8区、16区はパリの西部と南西部に位置し、地下鉄6号線、9号線、1号線、2号線などが通っています。エッフェル塔やシャンゼリゼ通りに近く、高級住宅街が広がるエリアながら交通網が整備されているため、市内中心部へのアクセスは良好です。
16区は少し郊外感もありますが、バス路線も充実しており便利です。

7区の魅力と特徴

7区はパリの象徴とも言えるエッフェル塔がそびえ立つエリアです。広大なシャン・ド・マルス公園に囲まれ、セーヌ川沿いの散策も楽しめます。国民議会やアンヴァリッドなど、歴史的な建築物も点在。美術館としてはロダン美術館やクレマンソー博物館があり、文化的な見どころも豊富です。

高級レストランやブティック、静かな住宅街も広がり、パリらしい優雅な暮らしを感じられます。観光の賑わいと落ち着いた空間がバランスよく共存しているのが7区の特徴です。

主なスポット:エッフェル塔オルセー美術館アンヴァリッド(ナポレオンの霊廟)

8区の魅力と特徴

8区はエトワール凱旋門やシャンゼリゼ通りがある華やかな観光エリアであり、パリ屈指の高級住宅街でもあります。凱旋門はフランスの歴史と栄光の象徴であり、その周辺には高級ホテルやブランド店が軒を連ねています。

シャンゼリゼ通りはショッピングのメッカとして知られ、夜になるとイルミネーションが輝き、エレガントな雰囲気が漂います。高級レストランや有名なカフェも多く、観光と贅沢な時間を楽しめるエリアとして人気です。

主なスポット:シャンゼリゼ通りエトワール凱旋門コンコルド広場

16区の魅力と特徴

出典:Tripadvisor

16区はパリ西部に位置し、高級住宅街として広く知られています。落ち着いた雰囲気の中に、大使館や豪邸、洗練されたショップが点在。ブローニュの森という広大な緑地があり、自然と都市生活が調和する貴重な空間です。

この区は家族連れや駐在員に人気が高く、教育施設も充実。静かな住宅地ながら、地下鉄やバスで市内中心部へのアクセスも良好です。16区の広々とした街並みは、パリの別荘地のような落ち着きを感じさせます。

主なスポット:トロカデロ広場カレットブローニュの森

高級と歴史、観光の融合

7区、8区、16区は、それぞれ独自の魅力を持ちつつ、高級感あふれる住宅街と歴史的建造物、観光スポットがバランスよく共存しています。

エッフェル塔やエトワール凱旋門など、パリを代表するランドマークが点在し、華やかな観光地でありながら、静かで落ち着いた生活環境も広がるエリアです。そのため、観光客だけでなく、地元の富裕層や文化人にも愛される特別な場所となっています。

歴史と現代の洗練が調和したパリの魅力を味わいたいなら、この3つの区はぜひ押さえておきたいエリアです。

多文化と暮らしやすさ:11区・13区・15区

パリの13区、15区、11区は、多様な文化が息づき、実際に暮らす人々にとって生活のしやすさが魅力のエリアです。観光地としての華やかさは控えめですが、その分、地域コミュニティがしっかり根付き、温かみのある街並みが広がっています。

多文化が交流し、日々の生活と調和するこれらの地区は、観光とは異なるパリの魅力を知るのに最適な場所です。訪れるだけでなく、ゆったりとした時間の中で日常の空気に触れることで、より深いパリの姿を感じ取ることができるでしょう。

交通アクセスと利便性
11区は3号線、5号線、9号線、8号線が通り、多様な文化が交差するエリアで、交通の便も非常に良く、市内各地への移動がスムーズです。
13区は地下鉄5号線や6号線、14号線が利用可能で、チャイナタウンやビジネス街へのアクセスも良好です。
15区は地下鉄8号線や10号線が中心で、パリ西部の住宅街として人気があります。

11区の魅力と特徴

出典:Paris CityXee Rejseguide

11区はパリの東部に位置し、若者やアーティストが多く集まるエリアとしても知られています。バスティーユ広場を中心に、カフェやバー、ライブハウスが多数あり、夜遅くまで賑わいを見せます。多文化が融合し、多様な人々が自由に交流する場所としての魅力があります。

歴史的には労働者階級の街であった11区は、近年クリエイティブな若者たちが集まるトレンディなスポットへと変貌を遂げました。ストリートアートや独立系のショップも多く、活気と個性が感じられる地域です。

主なスポット:バスティーユ広場レピュブリック広場

13区の魅力と特徴

出典:Come to Paris

13区はパリの南東部に位置し「チャイナタウン」として知られるエリアが広がっています。アジア系住民が多く、ベトナムや中国、カンボジアなど多彩なアジア文化が日常に溶け込んでいます。アジアンマーケットや本格的なレストランが点在し、食文化を楽しむのにも最適な場所です。

パリの中でも比較的新しい街並みが多く、近代的な高層住宅やビジネス施設が立ち並ぶエリアでもあります。セーヌ川沿いの再開発地区にはモダンな建築が増え、自然も豊かで住環境として人気があります。

主なスポット:チャイナタウン

15区魅力と特徴

15区はパリ最大の区であり、静かで落ち着いた住宅街が広がっています。家族連れや地元の人が多く暮らすエリアで、公園や学校、医療施設も充実しているため、生活の質が高いのが特徴です。観光客も少なく、地元の雰囲気をじっくり味わいたい方におすすめです。

区内にモンパルナス駅があり、交通の便も良好。シンプルで使いやすい街並みは、日常生活に必要な施設が揃っていて非常に暮らしやすいと評判です。広々とした公園や運動施設も点在し、リラックスできる環境が整っています。

主なスポット:モンパルナス駅モンパルナスタワーポルト・ドゥ・ヴェルサイユ国際展示会場

生活と文化が調和する街歩き

13区・15区・11区は、それぞれ異なる個性を持ちながらも「暮らしやすさ」と「多文化共生」が共通点です。食文化やコミュニティイベント、地元のマーケットなど、日常生活の中でさまざまな文化を体験できます。

歩くたびに新たな発見があり、地元の人々とのふれあいも楽しめるため、観光スポットとは違う「パリの今」を感じられる貴重な場所です。

芸術家と下町文化:17区・18区

パリの17区と18区は、かつての下町らしい活気と庶民的な温かさが色濃く残るエリアであり、歴史的には労働者階級の街として発展しました。

多くの芸術家たちが集まったことで知られ、芸術家の創造性と下町文化が融合する独特の雰囲気が漂っています。伝統と現代、静けさと活気が織りなすこのエリアは、パリの多彩な魅力を感じるには欠かせない場所です。

ぜひ散策しながら、その温かさと創造性あふれるパリの別の顔を味わってみてください。

交通アクセスと利便性
17区は地下鉄2号線や3号線、13号線が通り、落ち着いた住宅街と商業地区が混在。交通網が発達しており、中心部へのアクセスも良好で、住みやすさと利便性が両立しています。
18区のモンマルトル地区は地下鉄2号線や12号線が利用でき、観光客に人気のスポットへ直結しています。

17区の魅力と特徴

17区は、静かな住宅街が広がる一方で、ショッピングやグルメスポットも充実しています。モンソー公園が近く、周辺は上品で落ち着いた雰囲気が漂い、家族連れやビジネスマンが多く訪れます。

東部のバティニョル地区は、かつての工業地帯から若手アーティストが集まる創造的なエリアへと変貌を遂げています。ギャラリーやカフェ、マーケットが点在し、活気あふれる下町文化と現代アートが共存。芸術と日常が自然に溶け合う魅力的な地域です。

主なスポット:(エトワール凱旋門

18区の魅力と特徴

18区といえば、パリを代表する芸術家の聖地「モンマルトル」が有名です。丘の上にそびえるサクレ・クール寺院を中心に、狭い石畳の路地やアトリエが立ち並んでいます。かつてはピカソやルノワール、モディリアーニといった巨匠たちがこの地で制作活動を行い、今もなおその芸術の歴史が息づいています。

モンマルトルは観光客で賑わう一方、昔ながらの市場や小さなレストラン、地元の人が集う広場も点在し、活気ある下町の雰囲気を楽しむことができます。夜になるとジャズクラブやライブハウスが賑わい、芸術と音楽の街としての魅力が一層深まります。

主なスポット:サクレ・クール寺院テルトル広場ムーラン・ルージュ

芸術と庶民生活が交差する街歩き

17区と18区は、どちらもパリの他のエリアとは違った親しみやすさがあり、散策するほどに地元の生活と文化の奥深さに触れられます。ギャラリー巡りや市場での買い物、カフェでのひとときなど、芸術を身近に感じながら下町の温かさを味わうことができるでしょう。

路地裏には個性的なショップや壁画が点在し、歩くたびに新しい発見があります。地元の人々との交流も楽しめるため、よりリアルなパリの日常を感じられるのが魅力です。

住宅街と自然が豊かなエリア:14区・19区・20区

14区、19区、20区は、観光の中心地から離れた住宅街が広がるエリアで、豊かな自然や公園が多く都会の喧騒を忘れさせてくれます。歴史的な観光スポットは少ないものの、住宅街と自然が調和し、地元の人々が日常を楽しむ場所として人気があります。

静かな街並みや緑豊かな環境の中でゆったりとした時間を過ごしながら、パリの多面的な魅力や地元の文化、人々の温かさに触れることができる、もう一つの顔を知るうえで欠かせない魅力的なエリアです。

交通アクセスと利便性
14区は地下鉄4号線や6号線、13号線が利用でき、モンパルナス駅を中心に交通の利便性が高いです。
19区は7号線や5号線が通り、ヴィレット公園などの自然に近い環境へも簡単にアクセス可能。
20区は3号線や11号線が利用でき、パリ東部の住宅街と自然が調和した暮らしやすい地域で、市内中心部への移動もスムーズです。

14区魅力と特徴

14区はパリ南部に位置し、静かな住宅街が広がっています。かつては芸術家たちが集った場所として知られ、今日でも美術館やギャラリーが点在。ピカソやミロなどの作品を展示するマイヨール美術館は、隠れた文化スポットの一つです。

このエリアにはモンパルナス地区があり、パリの歴史的な芸術拠点として有名です。カフェやレストランも多く、散策しながらゆったりと過ごせるのが魅力。住宅街としての落ち着きと文化的な刺激が共存しています。

主なスポット:モンパルナス地区カタコンブ(地下墓地)ヴァンヴの蚤の市

19区魅力と特徴

出典:Tout-Paris

19区はパリ北東部に位置し、ヴィレット公園やラ・ヴィレット公園など大規模な緑地が広がります。特にヴィレット公園は、音楽ホールや科学産業博物館が併設された複合施設で、家族連れや自然好きに人気のスポットです。

この区周辺は多文化が混ざり合うエリアとして知られ、世界各国のレストランやマーケットが並びます。地元の市場やイベントを通じて、パリの多様な顔に触れることができます。

主なスポット:ビュット・ショーモン公園ラ・ヴィレット公園シテ科学産業博物館 

20区魅力と特徴

出典:Paris ZigZag

20区はパリの東端に位置し、パリの中でも特に庶民的でエネルギッシュなエリアです。ベルヴィル地区は音楽やストリートアートが盛んで、若者やクリエイターが集まる活気ある街並みが特徴です。

地元の市場や小さなカフェ、個性的なショップが点在し、観光客よりもパリ市民の生活感が感じられるのも魅力のひとつ。地域コミュニティが強く、人情味あふれる温かい空気が流れています。

主なスポット:ベルヴィル地区ペール・ラシェーズ墓地

豊かな自然と暮らしの調和

これらの各区には大きな公園や緑地が多く、都会の中でも自然を感じながらゆったり過ごせる環境が整っています。散歩やジョギング、ピクニックなど、地元の人たちが自然の中でリラックスする姿が見られ、観光客にとっても一息つける場所となっています。

季節ごとに変わる木々の色合いや花々の香りも楽しめるため、四季折々の美しさを感じられるのも魅力の一つです。静かな環境の中でカフェやベンチに座りながら読書や会話を楽しむ人々の姿もよく見かけられ、暮らしの温かさを肌で感じられます。

パリの区ごとの特徴③目的別エリア選びと治安

ここでは下記について解説します。

  • 何区がおすすめ?目的別モデルプラン
  • 何区が危ない?治安情報と注意エリア
  • 宿泊先の選び方:ホテル相場とアクセスの良い区
  • 日本人が多く住むエリア
  • パリの区ごとの特徴まとめ

何区がおすすめ?目的別モデルプラン

ここでは以下の目的別におすすめの区を紹介します。よければ観光プランを考えるときの参考にしてくださいね。

  • 王道観光を満喫したい場合
  • 芸術や歴史を味わいながら街歩きしたい場合
  • ショッピングを満喫したい場合
  • ローカルな雰囲気や多文化を味わいたい場合

王道観光を満喫したい場合:1区・4区・7区

パリが初めての方や、限られた時間で「これぞパリ」という景色を網羅したい方にぴったりのエリアです。1区・4区・7区は、世界的に有名な歴史的建築や美術館が密集しているため、移動にかかる時間を最小限に抑えながら効率よく観光ができます。

古き良き建造物の迫力、芸術作品の美しさ、そしてセーヌ川沿いのロマンチックな風景を、1日で贅沢に味わえるのが魅力です。

モデルプラン

  1. 午前中:ルーヴル美術館(1区)で名画鑑賞 → チュイルリー公園を散歩

  2. 昼:サンルイ島のカフェでランチ(4区)

  3. 午後:ノートルダム大聖堂やサント・シャペル見学(4区)

  4. 夕方:エッフェル塔(7区)で夕景鑑賞

おすすめ理由
主要な歴史的建築や美術館が集中していて、移動時間を短縮できる。

芸術や歴史を味わいながら街歩きしたい場合:3区・5区・6区

落ち着いた雰囲気の中で、パリの芸術や文学に触れたい方にぴったりのエリアです。3区・5区・6区は、それぞれ異なる文化的魅力を持ち、博物館や歴史的建物、文学にゆかりのあるスポットが点在しています。

老舗カフェやおしゃれなカフェも多く、街歩きの合間にひと休みしながらゆっくりとした時間を過ごせます。観光というより“暮らすように旅する”感覚を味わえるのも魅力です。

モデルプラン

  1. 午前:マレ地区(3区)で歴史的建物やショップを散策

  2. 昼:サン=ジェルマン・デ・プレ(6区)の老舗カフェでランチ

  3. 午後:パンテオンやソルボンヌ大学周辺を見学(5区)

おすすめ理由
博物館や文学にゆかりのあるスポットが多く、カフェ文化も堪能できる。

ショッピングを満喫したい場合:1区・2区・8区・9区

ファッションの都で思う存分ショッピングを楽しみたい方におすすめのルートです。1区・2区・8区・9区は、世界的な高級ブランド街から、歴史ある百貨店、個性豊かな小さなブティックまで、幅広い買い物スポットがコンパクトに集まっています。

徒歩やメトロを使えば、移動時間を最小限に抑えて効率よく回れるのも魅力です。買い物の合間にはおしゃれなカフェでひと息つきながら、パリらしい優雅な時間を過ごせます。

モデルプラン

  1. 午前:サントノーレ通り(1区)で高級ブランドブティック巡り

  2. 昼:オペラ座近くのカフェでランチ(9区)

  3. 午後:ギャラリー・ラファイエット&プランタン百貨店でショッピング(9区)

  4. 夕方:シャンゼリゼ通り(8区)でブランドショップ&夜景鑑賞

おまけ:時間があれば、パッサージュ・デ・パノラマ(2区)のアーケード街で雑貨探し

おすすめ理由
高級ブランドからデパート、個性的なショップまで揃い、徒歩やメトロで効率よく回れる。

ローカルな雰囲気や多文化を味わいたい場合:11区・13区・20区

有名観光地のきらびやかさから少し離れ、パリの日常や異文化が交わる空気を感じたい方におすすめのエリアです。11区・13区・20区は、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ人々が暮らし、街の中に多様な文化が溶け込んでいます。

観光客が比較的少ないため、地元の人の生活感やリアルな街の息遣いに触れることができ、まるでパリに“暮らしている”かのような体験ができます。

モデルプラン

  1. 午前:ベルヴィル(20区)でストリートアート巡り

  2. 昼:中華街(13区)でランチ

  3. 夕方:オベルカンフ通り周辺(11区)でバル巡り

おすすめ理由
観光客が比較的少なく、現地の暮らしや多様な文化を感じられる。

何区が危ない?治安情報と注意エリア

パリは世界有数の観光都市ですが、大都市である以上、エリアによってはスリや軽犯罪が起こりやすい場所もあります。特に「危ない」というよりも、「注意が必要なエリア」を知っておくことで、安心して旅行を楽しめます。

注意が必要なエリア

  • 北駅(Gare du Nord)周辺(10区)・東駅(Gare de l’Est)周辺(10区)
    長距離列車や国際列車が発着するため人通りが多く、スリや置き引きが発生しやすいエリア。夜間は人通りが減るため、なるべく一人歩きは避けたい場所です。
  • バルベス周辺(18区)
    活気ある下町エリアですが、観光客狙いのスリや押し売りが出ることがあります。買い物や散策時は持ち物管理を徹底しましょう。
  • ベルヴィル(19区・20区)
    多文化な雰囲気が魅力の一方で、夜間は照明が少なく人通りが少ない通りもあり、観光客にはやや不向きです。

代表的な軽犯罪の例

😱サインや募金を装ってのスリ
😱しつこい客引き(例:ミサンガ売り)
😱公共交通機関でのスリ

安全に過ごすためのポイント

  1. カバンは必ず身体の前で持つ
  2. 貴重品は分散して持つ
  3. 夜間は人通りの多い道を利用する
  4. 不自然に話しかけてくる人には距離を保つ

パリは昼間の観光地であれば基本的に安全に歩けますが、夜間や混雑時は少しの注意が大切です。危険を避ける知識を持って行動すれば、安心して街の魅力を満喫できます。

パリの治安について知りたい方は「【重要】パリの治安は大丈夫?旅行者必見!安全に観光するための対策」の記事を合わせてご覧ください。

宿泊先の選び方

パリでの宿泊は、「観光目的」「移動のしやすさ」「予算」の3つを基準に選ぶのがポイントです。

中心部(1〜8区)は観光地まで徒歩や短時間のメトロ移動でアクセスでき、初めての旅行者にも安心。一方、外周の区(12〜20区)は料金が抑えられますが、移動時間が長くなることがあります。

  • 観光メイン:1区〜7区のセーヌ川沿い
  • 買い物重視:8区(シャンゼリゼ通り)、9区(デパートエリア)
  • ローカル体験:11区、12区、20区などの住宅街

ホテルについてもっと具体的に知りたい方は「【高評価】パリのおすすめホテル特集|女子旅やカップルにぴったり!」の記事を合わせてご覧ください。

ホテル相場

パリのホテル価格は、エリアの立地・星の数・シーズンによって大きく変動します。

観光名所が集中する中心部は便利な反面、部屋がコンパクトで価格も高め。一方、外周エリアは料金が抑えられますが、移動時間が長くなる場合があります。

予約は旅行予定の3〜6か月前が目安で、早ければ早いほど選択肢も豊富です。

エリア 特徴 1泊の目安
(2名1室)
備考
中心部
1〜4区
観光地密集 €250〜€400 ハイシーズンは高騰
高級住宅街
7〜8、16区
高級ホテル多数 €300〜€600 エッフェル塔近く
芸術・文学エリア
5〜6区
落ち着いた雰囲気 €200〜€350 カフェ文化・公園も充実
外周住宅地
12〜20区
静かで安価 €120〜€200 メトロ必須、夜は静か

アクセスの良い区

パリ観光ではメトロが非常に便利です。アクセス重視なら乗り換えなしで主要観光地に行ける路線沿いを選びましょう。

  • 1区・4区:メトロ1号線(エトワール凱旋門〜ルーヴル〜バスティーユ)沿いで観光地直結
  • 5区・6区:メトロ4号線(ノートルダム〜モンパルナス)利用可
  • 7区・8区:エッフェル塔、シャンゼリゼに徒歩圏
  • 9区・10区:北駅・東駅近くで郊外や他国への鉄道アクセス良好
  • 11区・12区:メトロ8号線・9号線で中心部へ20分以内

アクセスの良さと価格のバランスを取るなら、5区・6区・9区あたりが狙い目です。

ホテル選びに便利な予約サイト

ホテル選びには情報が豊富な日本語予約サイトを使うとスムーズで便利です。写真やクチコミ、立地や設備などの確認もできます。

人気の予約サイト3社を下記に紹介しますので、お好きなサイトをご利用ください!

Agoda(アゴダ)


日本語でのサポートが充実しているため、日本人観光客にとっては使いやすいサイトです。特に東南アジアのホテルとの連携が強い会社ですが、パリのホテルも手頃な価格で探しやすいのが特徴です。
パリ市内だけでなく郊外のホテルも豊富に扱っていて、バジェットホテルから高級ホテルまで幅広い選択肢があります。

Booking.com(ブッキングドットコム)


世界最大のオンライン旅行代理店の一つで、パリのホテルに限らず、世界中の宿泊施設を網羅しています。口コミ評価も充実しており、ホテル選びの参考になります。
パリ市内中心部のホテルはもちろん、おしゃれなブティックホテルや歴史的な建物を利用したホテルなど、個性的な宿泊施設も多数取り扱っています。

Expedia(エクスペディア)

Banner4


ホテルだけでなく、航空券やレンタカー、現地ツアーなども一括で予約できる総合的な旅行サイトです。パッケージツアーも充実しており、初めてパリを訪れる方におすすめです。
パリ市内だけでなく、周辺地域のホテルも幅広く扱っており、郊外での滞在も検討したい方におすすめです。

日本人が多く住むエリア

パリには仕事や留学、長期滞在などで暮らす日本人が多く、生活に便利なエリアがいくつかあります。これらの地域は治安が比較的安定しており、日本食材店やレストラン、文化交流の場も充実しているため、初めての滞在でも安心感があります。

15区(ヴォージラール〜コンヴァンシオン周辺)
住宅街として人気が高く、落ち着いた雰囲気。日系スーパー「京子」や日本食レストランがあり、食生活にも困りません。メトロ12号線・8号線が通っており、中心部や観光地にもアクセスしやすい立地です。

16区(パッシー〜トロカデロ周辺)
高級住宅街として知られ、治安が良く静か。大使館や国際的な学校も多く、駐在員家族に人気です。エッフェル塔やセーヌ川沿いの美しい景観も魅力。メトロ6号線や9号線で中心部への移動も便利です。

1区・2区(オペラ周辺)
日本企業のオフィスや日本食レストラン、書店などが集中しており、観光客にも人気のエリア。特にオペラ通りからピラミッド通りにかけては「日本人街」と呼ばれるほど、日本語が通じるお店が多いです。

8区(モンソー公園周辺)
治安が良く、緑豊かな公園があり、落ち着いた雰囲気。富裕層や外国人居住者が多く、日本人家庭にも人気のエリアです。

パリの区ごとの特徴まとめ

パリは20区それぞれに個性があり、同じ都市にいながら、まるで違う国を旅しているような感覚を味わえます。

芸術や歴史を堪能するなら1区や4区、ショッピングや街歩きを楽しむならマレ地区やオペラ周辺、ゆったりと過ごすなら14区や15区がおすすめです。旅のテーマに合わせて訪れるエリアを変えれば、景色も過ごし方も新鮮に映ります。

治安やアクセス、ホテルの相場などを事前に把握しておくことで、滞在はぐっと快適で安心に。限られた時間でもパリの魅力を存分に味わえるよう、目的や過ごし方に合ったエリアを選びましょう。

興味のおもむくまま「気になる区」を歩けば、道の先に広がる風景や、偶然出会ったカフェの味が、きっと忘れられない思い出になりますよ。あなた流にパリを楽しんでくださいね。

≫おすすめエリア&ホテル特集はこちら
≫おすすめ現地ツアー特集はこちら
≫パリ旅行関連サイト集はこちら

\旅支度に便利なチェックリストはこちら/
タイトルとURLをコピーしました