井之頭五郎が、心の赴くままに食を楽しむ。
国民的ドラマ『孤独のグルメ』が日本を飛び出し、舞台をパリに移したエピソードで五郎さんが訪れたのは、観光ガイドにはあまり載っていない、地元の人々に愛されるレストラン「Le Bouclard(ル・ブクラ)」でした。
この記事では、パリ18区にある伝統的な食堂Le Bouclardの魅力や、五郎さんが劇中で味わったメニューの解説はもちろん、初めてパリを訪れる方でも、一人でも、安心してビストロやカフェを楽しむための実用的なヒントまでたっぷり紹介します。
ぜひ最後まで読んで、パリで自分だけの最高の「孤独のグルメ」体験をしてみてくださいね!
- 映画のロケ地「Le Bouclard」聖地巡礼ガイド
- 五郎さんが食べたメニューを解説
- 一人でも楽しめるカフェやビストロを提案
- 実用的なオーダーのコツがわかる

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パリ編『孤独のグルメ』のお店に行こう

ここでは下記について解説します。
- ロケ地・パリの食堂「Le Bouclard(ル・ブクラ)」
- 五郎さん気分で味わう!劇中メニュー
- パリロケの裏話・制作秘話
- 有名人たちの訪問記
ロケ地・パリの食堂「Le Bouclard(ル・ブクラ)」

日本の人気ドラマ『孤独のグルメ』が、海を越えてパリでロケをしていたなんて驚きですよね。その舞台となったのが、パリ18区にある伝統的なビストロ「Le Bouclard(ル・ブクラ)」です。
Le Bouclardは、観光客で賑わうエリアから少し離れた閑静な場所に位置しています。地元のパリジャンやパリジェンヌに愛される、日常に密着した温かい雰囲気が魅力です。
お店に一歩足を踏み入れると、そこはまさに「映画で見たまま!」の空間。レトロなランプ、木製のテーブル、壁一面に飾られた古い絵画や写真が、懐かしくも洗練されたパリの空気を醸し出しています。
| 店名 | Le Bouclard |
| フランス語 | ル・ブクラ |
| 営業時間 | ■ランチ 火〜金曜日:12:00-14:00(ラストオーダー) ■ディナー 火〜土曜日:18:00-22:30(ラストオーダー) ただし18:00-19:30はDîner pré-spectacle(公演に間に合うよう迅速に提供される特別な夕食の時間帯)です。 |
| 定休日 | 日・月曜日 |
| 住所 | 1 Rue Cavallotti, 75018 Paris 📍マップ |
| 最寄り駅 | プラス・ド・クリシー(Place de Clichy)駅 |
| 公式サイト | https://www.bouclard.com/restaurant/ |
五郎さん気分で味わう!劇中メニュー
松重豊さん演じる物語の主人公・井之頭五郎がLe Bouclardで選んだ料理は、フランスの食文化の奥深さを感じさせる、珠玉の伝統料理でした。
ここでは、彼の胃袋を満たした、忘れられないメニューを紹介します。
オニオングラタンスープ

Soupe à l’oignon
五郎さんが最初にオーダーしたのは、フランスの定番料理、オニオングラタンスープです。長時間飴色になるまで炒めた玉ねぎの甘さが凝縮されたスープに、分厚いバゲットとたっぷりのチーズを乗せ、オーブンでこんがりと焼き上げた、まさに「食べるスープ」。
熱々の一口を運び入れた五郎さんが満足感を噛みしめながら、その美味しさに静かに納得する様子が描かれています。トロトロに溶けたチーズと、旨みを吸ったパン、そして玉ねぎの深い甘みが、一口ごとに心を満たしてくれます。
熱々で提供されますので、火傷に注意しながら、チーズとパンをスープに混ぜ込むようにして食べるのがおすすめ。
ビーフブルギニョン(ブフ・ブルギニョン)

Bœuf Bourguignon
メインとして五郎さんが選んだのは、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する郷土料理、ビーフブルギニョンです。牛肉の塊を赤ワイン、玉ねぎ、キノコなどの香味野菜とともに、コトコトと時間をかけて煮込んだ贅沢な煮込み料理です。赤ワインの渋みとコクが牛肉に深く染み込み、豊かな香りが特徴です。
やっと出会えた牛肉料理を頬張り、そのとろけるような柔らかさとソースの深みに舌鼓を打ちます。五郎さんがフランス料理の持つ力強さと奥深さを噛みしめる、印象的なシーンでした。
ブルギニョンはフランスの家庭の味、そしてビストロの神髄です。ぜひ、バゲットでソースの最後の一滴まで拭って(フランスではマナー違反ではありません!)、その味を堪能してくださいね。
パリロケの裏話・制作秘話

『孤独のグルメ』初の海外ロケ地がパリになったのは、偶然ではありません。
ここでは、主演の松重豊さんの強い想いと、心強いサポートによって実現した、映画制作の裏側をご紹介します。
松重豊さんの強いこだわりが実現したパリロケ
松重豊さんは、映画の企画段階から「エッフェル塔をバックにした五郎さんの“孤独カット”を撮りたい」という強いイメージを抱いていたそうです。プロデューサーに「難しい」と言われながらも交渉を重ね、ついに最高の条件でこの象徴的なシーンを実現させました。
杏さんの協力によるリアルなパリの食文化
パリ在住経験のある女優・杏さんが、松重さんのリクエストを受けてロケ地情報の収集をサポート。その後、松重さん自身も杏さんおすすめのレストランをリサーチしたそうです。こうした協力が、映画に深みとリアリティを与える大きな力となりました。
少数精鋭スタッフによるアットホームな制作
パリでの撮影は、渡航費やスケジュールの都合もあり、最小限のスタッフで行われました。ホテルは決して豪華な設備ではなかったものの、現地の食材を持ち寄って手作りの打ち上げをしたそうです。そのエピソードからは、映画づくりへの情熱と、温かくアットホームな制作現場の雰囲気が伝わってきます。
有名人たちの訪問記
『劇映画 孤独のグルメ』のロケ地となったLe Bouclardは、作品の影響を受けて、今や多くの人が訪れるパリの新しい聖地となっています。
杏さん
映画に出演した杏さんは、自身のYouTubeチャンネルでLe Bouclardを訪れた様子を公開しています。
実は、杏さんは作品内では食事をするシーンがなく、五郎さんが美味しそうに食べる姿を見ているだけでした。そのため、撮影後に改めてお店を訪れ、念願の「聖地巡礼ディナー」を実現させたのです。
杏さんは、五郎さんが劇中で味わった伝統的な料理を堪能し、感動を伝えています。撮影後のオフな時間で、心からフランス料理を楽しむ杏さんの様子は、私たちもパリグルメを食べたくなる、素敵な訪問記となっています。
中島健人さん
タレントの中島健人さんもLe Bouclardを訪れ、自身のYouTubeチャンネルでその様子を公開しています。中島さんの訪問のきっかけは、映画出演者である杏さんからの紹介でした。
中島さんも、伝統的なビストロの雰囲気と、美味しいフランス料理に心から満足し、パリの夜を満喫されていました。
パリで自分だけの『孤独のグルメ』体験を

ここでは下記について解説します。
- 一人で入れるカフェ・ビストロの選び方
- 一人でも居心地のいいお店リスト【3軒】
- ビストロ系おすすめメニュー
- オーダーのコツ
- パリ編『孤独のグルメ』まとめ
一人で入れるカフェ・ビストロの選び方
パリの街は魅力的なお店がたくさんありますが、「一人で入るのは勇気がいるな…」と感じる方もいらっしゃるでしょう。でも、あまり心配しないでください。パリは案外「お一人様」にも優しい街です。
ここでは、安心して居心地良く過ごせるお店を見つけるためのポイントを紹介します。
一人客のいるカフェやブラッスリーを選ぶ
カフェ:
オムレツやサンドイッチなどの軽食メニューを提供しているので、日本のカフェ同様に、一人でも利用しやすいスタイルです。ランチやディナーの時間帯以外でも終日営業している店が多く、観光客に便利です。
ブラッスリー:
ビストロより規模が大きく回転が速いため、予約なしの飛び込み客に慣れています。メニューも豊富で、カジュアルな雰囲気のため、グループ客と一人客を区別することなくスムーズに案内してくれる傾向があります。
テラス席があるかチェックする
パリのカフェやビストロの多くには、通りに面したテラス席があります。テラス席は、店内の喧騒から少し離れ、通行人の賑わいを感じながら食事やお茶を楽しむことができます。
多くの人が行き交うテラス席では、一人でいることが全く気になりません。周りのパリジャンや観光客に溶け込みやすく、開放的な気分で食事を楽しめます。
ピークタイムを避けて訪問する
ランチ(12:30〜14:00)やディナー(20:00以降)のピークタイムはグループ客で混み合い、お店によっては予約なしの一人客は断られる可能性があります。
- カフェタイム: 10:00〜12:00
- 遅めのランチ: 14:00〜17:00
- 早めのディナー: 18:30〜19:30
上記の時間帯なら比較的お店に余裕があり、ゆったりとしたテーブルに案内してもらえるでしょう。
「ビストロ・ア・ヴァン(Bistro à Vin)」を選ぶ
ビストロ・ア・ヴァン(ワインバーを兼ねたビストロ)は、グラスワインの種類が豊富で、軽食やチーズ、シャルキュトリー(ハム・ソーセージなどの食肉加工品)をつまむスタイルが一般的です。
小皿料理や前菜だけでも気兼ねなく楽しめるので「ちょっと飲みたい」「軽く食べたい」という方のニーズにぴったりです。
一人でも居心地のいいお店リスト【3軒】
「パリの雰囲気を感じたい」という方におすすめなのが、観光地の近くに店舗をかまえていて、終日営業しているカジュアルな老舗です。
ここでは、一人客でも美食を堪能できる、評判と居心地の良いお店を3つ紹介します。
ドゥ・マゴ

パリを代表する老舗カフェのテラス席は、多くの人が行き交う様子を眺めながら、一人で優雅な時間が過ごせます。パリの中心地で「パリらしさ」を最も感じられる場所の一つです。
店舗名:Les Deux Magots
営業時間:7:30-1:00 ㉁なし
住所:6 Place Saint-Germain des Prés, 75006 Paris 📍マップ
公式サイト:https://lesdeuxmagots.fr/
カフェ・デュ・コメルス

大規模なブラッスリーで席数が非常に多いため、一人でも予約なしで比較的スムーズに入店できます。リーズナブルな定食(コース)もあり、店員さんもフレンドリーで安心です。
店舗名:Le Café du Commerce
営業時間:11:30-23:00 ㉁なし
住所:51 Rue du Commerce, 75015 Paris 📍マップ
公式サイト:https://www.lecafeducommerce.com
ブイヨン・シャルティエ

パリの大衆食堂の代名詞。賑やかな雰囲気と広大な席数、そして驚くほどの安さで知られています。賑わいが一人客を目立たなくしてくれるので、挑戦しやすいビストロです。
パリ東駅やモンパルナスにも店舗があります。
店舗名:Bouillon Chartier
営業時間:11:30-0:00 ㉁なし
住所:7 Rue du Faubourg Montmartre, 75009 Paris 📍マップ
公式サイト:https://www.bouillon-chartier.com/
ビストロ系おすすめメニュー
「ビストロ」はフランスの家庭料理をカジュアルに提供する場所です。重厚なレストランとは違い、肩肘張らずに楽しめるのが魅力。
五郎さんがLe Bouclardで味わった料理を含め、ぜひ挑戦していただきたい定番メニューを紹介します。
前菜(Entrée/アントレ)
■オニオングラタンスープ(Soupe à l’oignon gratinée)
五郎さんが劇中で堪能した一品。チーズとパンがスープの蓋になり、熱々で深い玉ねぎの甘みが特徴。ボリュームがあるので、寒い日や軽めの食事にも最適です。
■温かい山羊のチーズサラダ(Salade de Chèvre Chaud)
トーストに乗せた温かい山羊のチーズが乗ったサラダ。濃厚なチーズとさっぱりした野菜のバランスが絶妙で、女性に特に人気があります。
■卵のマヨネーズ(Oeufs Mayonnaise)
ゆで卵にシンプルなマヨネーズを添えた、クラシックなビストロの定番。飾らない素朴な美味しさで、価格もお手頃なことが多いです。
メイン(Plat/プラ)
■ビーフ・ブルギニョン(Bœuf bourguignon)
五郎さんも感動した、牛肉の赤ワイン煮込み。長時間煮込まれた牛肉はトロトロで、深いコクがありながらも優しい味わい。
■鴨のコンフィ(Confit de Canard)
鴨肉を鴨脂の中でじっくりと低温調理した料理。皮はパリッと香ばしく、中はジューシー。フランスを代表するメニューで、多くのビストロで提供されています。
■ステーキ・フリット(Steak Frites)
シンプルなステーキとフライドポテト(フリット)。ソースが選べることも多く、素材の味を楽しみたい時や、注文に迷ったときの王道メニューです。
デザート(Dessert/デセール)
■クレーム・ブリュレ(Crème brûlée)
表面のカリカリしたカラメルと、中のなめらかなカスタードのコントラストが楽しい定番スイーツ。目の前で炙ってくれるパフォーマンスがある店も。
■タルト・タタン(Tarte Tatin)
煮詰めたリンゴを敷き詰めて焼いた、ひっくり返して提供されるタルト。「失敗から生まれたお菓子」として有名で、温かいリンゴの優しい甘さが人気です。
オーダーのコツ

せっかくパリを訪れたのなら、なるべく言葉の壁を気にせず、スマートに食事のオーダーをしたいですよね。
ここでは、初めてパリのビストロを利用するという人でも自信を持って注文できるようになる、具体的なオーダーのコツを紹介いたします。
1. 挨拶と声のかけ方
入店時、まずは笑顔で「Bonjour(ボンジュール/こんにちは)」と挨拶しましょう。フランス語での挨拶は基本中の基本!これだけでお店側の印象が格段に良くなります。
注文や会計などで店員さんを呼びたい時は、アイコンタクトで手を軽く挙げると、スマートに気づいてもらえます。
2. フランス語+英語+指差しをフル活用
注文したい料理名をフランス語で言うのが難しければ、メニュー表を指差し「Je voudrais ça, s’il vous plaît(ジュ・ヴドレ・サ、スィル・ヴ・プレ/これをお願いします)」と言えば十分伝わります。
料理の内容やアレルギーについて英語で確認したい場合は、臆せず「Do you speak English?(ドゥー・ユー・スピーク・イングリッシュ?/英語は話せますか?)」と尋ねてみましょう。多くの観光地近くの店員は、英語で対応してくれます。
3. お水は「有料」か「無料」か明確に
水については、以下の選択肢があります。
- 無料:carafe d’eau(カラフ・ドー/カラフ入りの水道水)
特にメニュー表には記載されていません。 - 有料:eau plate(オー・プラット/ミネラルウォーター)
Evian(エビアン)、Vittel(ヴィッテル)など。 - 有料:eau gazeuse(オー・ガズーズ/ガス入りミネラルウォーター)
Perrier(ペリエ)、Badoit(バドワ)など。
無料で飲める「カラフ・ドー」をお願いすれば、旅の予算節約にもなります。
4. コースで頼むか単品で頼むか決めておく
多くのカフェやビストロでは、Menu (ムニュ) または Formule (フォーミュル) と呼ばれるコース(前菜+メインなど)があります。A la Carte(ア・ラ・カルト/単品)よりもお得な場合が多いです。
コースを選ぶ場合はメニュー表を指差し「Je prends le Menu, s’il vous plaît (ジュ・プロン・ル・ムニュ、スィル・ヴ・プレ) / コースをお願いします」と伝えてから、中の料理を選びましょう。
フランスでメニュー表のことは「carte(カルト)」と言います。
5. 焦らず、笑顔と感謝の気持ちを伝える
注文に時間がかかっても焦る必要はありません。観光客に慣れている店員の場合は、丁寧に説明してくれたりもします。
サービスを受けたら必ず「Merci (メルスィ) / ありがとう」を伝えましょう。この一言があるだけで、お互いに気持ち良く過ごせますよ。
お会計の時は「Est-ce qu’on peut avoir l’addition, s’il vous plaît?(エス・コン・プー・アヴォワー・ラデスィオン、スィル・ヴ・プレ/お会計をお願いします)」と伝えます。基本的に各テーブルで会計をします。
フランスではサービス料が料金に含まれている(Service Compris)ことが多いため、チップは必須ではありません。特に丁寧なサービスを受けた場合は、感謝の気持ちとして以下を目安にテーブルに残すとスマートです。
カフェや軽い食事:1~2ユーロ程度
ビストロでのディナー:合計金額の5%程度、またはお釣りの小銭をキリの良い額で残す(例:48ユーロの会計で50ユーロ札を渡し「お釣りは結構です」と伝える)。
パリ編『孤独のグルメ』まとめ
『孤独のグルメ』が映し出すパリは、この街が大切に受け継いできた“伝統の美味しさ”を教えてくれます。劇中のレストラン「Le Bouclard」で五郎さんが心を奪われたオニオンスープやビーフブルギニョンには、フランス料理の奥深くやさしい魅力が詰まっていました。
パリ旅行で食事場所を選ぶときは、少しドキドキするかもしれません。けれど、テラス席のあるカフェや賑やかなブラッスリーなど、パリには一人でも温かく迎えてくれる居心地のよいお店がたくさんあります。
ぜひLe Bouclardへの聖地巡礼と、ご自身だけの“孤独のグルメ時間”を旅の計画に組み込んでみてください。五郎さんのように、目の前の料理と静かに向き合い、心から「美味しい!」と感じる瞬間こそ、パリでしか味わえない最高のご褒美になるはずです。

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