パリ観光で一度は訪れてみたい場所「ルーヴル美術館」。その中でも、世界中から注目を集める一枚の絵があります。それが『モナ・リザ』です。
微笑みに秘められた謎や絵画に込められた革新性は、何世紀にもわたって多くの人を魅了してきました。作品にまつわる歴史やエピソードを知ることで、美術館での体験が何倍にも豊かになるでしょう。
この記事では『モナ・リザ』に焦点を当てて、作品の魅力や作者レオナルド・ダ・ヴィンチについてなど、詳しく解説します。
また、『モナ・リザ』以外の見逃せない名作や、チケットの予約方法、ルーヴルへの行き方など、観光を楽しむためのポイントも紹介します。ぜひ最後まで読んで、旅の参考にしてくださいね!
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パリ観光:ルーヴル美術館でモナ・リザに会おう
ここでは下記について解説します。
- 『モナ・リザ』の基本情報
- 作者レオナルド・ダ・ヴィンチについて
- 微笑の謎と絵画に隠された秘密
- 制作背景と技法の革新性
- 『モナ・リザ』にまつわる事件簿
- 展示場所はどこ?
- 待ち時間や混雑を避ける方法
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モナ・リザの基本情報
作品名 | モナ・リザ |
フランス語表記 | La Joconde |
作者 | レオナルド・ダ・ヴィンチ |
年代 | 1503年〜1506年頃 |
サイズ | 83.0 x 65.0 cm |
素材 | 油彩、キャンバス |
モナ・リザがルーヴルに収蔵されるまでの経緯
『モナ・リザ』がフランスのルーヴル美術館に所蔵されている理由は、主にフランス王フランソワ1世に関係しています。
16世紀初頭、レオナルド・ダ・ヴィンチはイタリアを離れ、フランスに移住しました。フランソワ1世はダ・ヴィンチを非常に尊敬し、彼をフランスに招いて王宮で特別な地位を与えました。
ダ・ヴィンチが亡くなると、彼の作品や所蔵品の多くはフランスに残りました。『モナ・リザ』もその一つで、フランソワ1世によってフランスに持ち帰られ、フランス王室に所蔵されました。その後、美術館の設立とともに、正式にルーヴルのコレクションの一部となったのです。
このような経緯があり『モナ・リザ』はダ・ヴィンチの出身地であるイタリアではなく、フランスに展示されています。
【もし値段をつけるなら…】
『モナ・リザ』はフランス政府が所有していて、実際に売買されることはありません。そのため値段はありません。そもそも、非常に高い歴史的価値と文化的意義を持った作品のため、現在の市場での正確な価格を算出すること自体が難しいのです。
しかし、もし売却されることがあった場合、数億ドル以上の価値があると考えられています。
ちなみに、2021年に落札された『モナ・リザ』は、複製品(通称:ヘッキングのモナ・リザ)でありながら4億円もの高額で取引されました。
作者レオナルド・ダ・ヴィンチについて
レオナルド・ダ・ヴィンチ(Léonard de Vinci)は、1452年にイタリアで生まれた天才的な芸術家、科学者、発明家です。彼は絵画だけでなく、解剖学や工学などさまざまな分野で驚くべき成果を残しました。特に『モナ・リザ』や『最後の晩餐』などの絵画作品で世界的に有名です。
ダ・ヴィンチは非常に多才で、絵画の他にも、飛行機の設計図を描いたり、人間の体の構造を詳細に研究したりしました。そのため、彼はルネサンス時代の「万能人」として広く知られています。絵画においては、光と影の使い方や遠近法の技術に革新をもたらし、後の画家たちに大きな影響を与えました。
彼の最も有名な作品の一つである『モナ・リザ』は、謎めいた微笑みと独特の表情で多くの人々を魅了しています。ダ・ヴィンチの絵画には、科学的な観察力が反映されており、彼の絵を通して見る人々の感情や動きを捉える力が高く評価されています。
微笑みの謎と絵画に隠された秘密
『モナ・リザ』の表情は不明確で、時には穏やかで親しみやすく、時には冷たく不気味にも見えます。見る人によって異なる印象を与えることから、この絵には「多くの謎がある」と言われています。
『モナ・リザ』が微笑んでいるように見えるのは「スフマート」を使って描いたためです。境界線をぼかすこの技法を使うことで、光の加減や見る角度によって違った印象を感じるのです。
また、『モナ・リザ』の背景にも秘密が隠されています。女性の背後に描かれた風景は現実世界とは異なる、幻想的な空間に見えます。これはダ・ヴィンチが、自然と人間の調和を描きたかった思いが込められているとも言われています。
制作背景と技法の革新性
『モナ・リザ』が制作されたのは、1503年から1506年の間だと言われています。
この絵はフィレンツェの絹商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リサ・ゲラルディーニをモデルにして描いたと考えられています。絵の名前『モナ・リザ』は、リサの名字「ジョコンド」の女性形である「ジョコンダ」に由来しており、実は「ジョコンダ夫人」とも呼ばれています。
ダ・ヴィンチは『モナ・リザ』を描く際に、非常に革新的な技法を駆使しました。彼が使ったのは「スフマート」という技法で、色彩の境界をぼかして柔らかい輪郭を作り出すものです。この技法によって、彼女の表情や肌の質感は非常に自然で、生き生きとした印象を与えています。
さらに、ダ・ヴィンチは絵画の構図にも革新をもたらしました。モデルを画面の中央から微妙に横にずらして配置することで、動きや奥行きを感じさせ、見る人に強い印象を与えています。
このように、『モナ・リザ』は技術的にも芸術的にも革新的な作品であり、その影響は後の絵画に大きな影響を与えました。
モナ・リザにまつわる事件簿
作品の芸術的価値と歴史的重要性から、『モナ・リザ』は窃盗や抗議活動のターゲットになることが何度かありました。以下はその主な事件を年代順にまとめたものです。
●1911年:窃盗事件
この年の8月21日、イタリア人ヴィンチェンツォ・ペルージャによって『モナ・リザ』は盗まれました。
ルーヴルで仕事をしたことがあるペルージャは、月曜日はルーヴルが休館になることを知り、美術館に隠れて忍びこみます。当時は警備が甘かったこともあり、誰にも気づかれないまま絵は運び去られました。
そして2年後の1913年、イタリアのフィレンツェで発見され、無事にルーヴルに戻されました。
この事件をきっかけに、『モナ・リザ』は世界的に有名になりました。
●1956年:破壊事件
『モナ・リザ』は2つの別々の攻撃を受けました。
この年の1月、ボリビア人の男性が石を投げ、保護ガラスを破壊し絵画の一部(額部分)に損傷を与えました。
そして12月には、別の人物が酸をかけました。この攻撃により、絵の下部が実際に損傷し、修復作業が必要となりました。
この事件をきっかけに、重要な美術品に対する防護対策が強化されました。その後『モナ・リザ』は特注の防弾ガラスケースに収められ、さらに厳重なセキュリティが施されることになりました。
●1974年:日本での抗議活動
『モナ・リザ』が日本で展示された際、障害者の権利を訴える活動家が赤いスプレーを使用して抗議を行いました。
作品自体には損傷はなく、展示のセキュリティが強化されました。
●2009年:陶器のカップ投げつけ事件
ロシア人の女性観光客が陶器製のカップを『モナ・リザ』に投げつけました。理由は、ルーヴル美術館がビザ申請を拒否したことへの抗議だったそうです。
強化ガラスが設置されていたため、絵画には損傷はありませんでした。
●2022年:環境団体の抗議
この年の5月、環境問題に関する抗議の一環で、男性が『モナ・リザ』にケーキを投げつけました。
ケーキは保護ガラスにぶつかったため、作品に損傷はありませんでした。事件後、環境問題をめぐる議論が一部で活発化しました。
●2024年:環境団体の抗議
この年の1月28日、フランスの環境団体による活動抗議の対象になり、「持続可能な食べ物を社会保障制度に組み込む」ことを求める訴えの一環として、カボチャのスープが投げつけられる事件が発生しました。
保護ガラスがあったため、作品に損傷はありませんでした。事件後、ルーヴル美術館は『モナ・リザ』が設置されている「Salle des États(国家の間)」を一時的に閉鎖して清掃を行い、約1時間後に展示を再開しました。
【現在の防護対策】
『モナ・リザ』はルーヴル美術館の特別展示室に保管されており、厚い防弾ガラスで保護されています。また、24時間の監視カメラと警備員によって厳重に守られています。
展示場所はどこ?
『モナ・リザ』は、ドゥノン翼2階の「Salle des États(国家の間)」に展示されています。この部屋はルーヴル美術館の中でも特に人気のエリアで、世界中から訪れる観光客でいつも賑わっています。[📍マップ]
『モナ・リザ』がここに展示されている理由は、彼女がルーヴル美術館の「顔」ともいえる存在だからです。この部屋にはほかにも、ヴェロネーゼの『カナの婚礼』など、印象的な作品が並んでおり、芸術の宝庫といえる空間です。
●写真撮影の可否とルール
『モナ・リザ』の写真撮影は可能ですが、フラッシュの使用は禁止されています。フラッシュは絵画の保存に悪影響を及ぼす可能性があるため、これは美術館全体で徹底されています。
また、展示エリアでは多くの観光客が『モナ・リザ』を一目見ようと集まっています。そのため、撮影後はすぐにその場を離れ、次の人に順番を譲るマナーを守りましょう。
●『モナ・リザ』を撮影する際のポイント
『モナ・リザ』を撮影する際は、なるべく中央の位置を確保すると綺麗な写真が撮れます。混雑時でも焦らず、前列の人が移動するのを待ちましょう。また、画面越しに見るだけでなく、直接目でじっくり鑑賞する時間も忘れないでください。
●周辺の展示作品
『モナ・リザ』のある部屋では、他にも目を見張る作品が多数展示されています。特に、先ほど紹介したヴェロネーゼの『カナの婚礼』は部屋の向かい側にあり、その巨大さと鮮やかさが圧倒的です。『モナ・リザ』を見た後は、ぜひ周辺の名画も楽しんでください。
待ち時間や混雑を避ける方法
『モナ・リザ』の鑑賞やルーヴル美術館を快適に楽しむには、事前準備が鍵です。
ルーヴル美術館は世界中から観光客が訪れる人気スポットなので、チケット売り場や入場口で長蛇の列ができることがよくあります。しかし、オンライン予約や訪問時間を工夫すれば、待ち時間や混雑を大幅に減らせます。
対策1:オンラインでチケットを購入する
公式サイトや認定チケット販売サイトで事前に日時指定のチケットを購入するのが最もおすすめです。これにより、現地でチケットを買う必要がなくなり、時間を節約できます。
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対策2:現地オプショナルツアーを活用する
優先的に入場できたり、『モナ・リザ』まで案内してもらえるものもあります。スムーズに鑑賞するために、こういったオプションを活用するのもひとつの方法です。
対策3:平日の朝一や夜間を狙う
混雑を避けるには、火曜(休館日)以外の平日で、開館直後や夜間開館日(水曜・金曜)の夕方以降が狙い目です。特に朝は観光客が少なく、展示品をゆっくり楽しめます。
対策4:「カルーゼル入口」を利用する
ルーヴル美術館には複数の入口があります。有名なピラミッド入口は混雑しがちですが、「カルーゼル・デュ・ルーヴル」というショッピングモール内の入口は、比較的待ち時間が少ないとされています。
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パリ観光:モナ・リザ以外もすごい!ルーヴル美術館に行こう
ここでは下記について解説します。
- ルーヴル美術館の基本情報
- チケット購入・オンライン予約
- アクセス方法
- ルーヴル美術館の見どころ・歴史
- ルーヴル美術館の有名作品【7選】
- パリ観光:ルーヴル美術館モナ・リザのまとめ
ルーヴル美術館の基本情報
ルーヴル美術館の基本情報は下記のとおりです。
名称 | ルーヴル美術館 |
フランス語表記 | Musée du Louvre |
営業時間 | 月・木・土・日曜日:9:00-18:00 水・金曜日:9:00-21:45 |
休館日 | 火曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
料金 | 一般:22.00ユーロ 18歳未満および25歳以下のEU市民:無料 ※毎月第1金曜日18時以降(7月〜8月を除く)、 10月〜3月の第一日曜日、7月14日(革命記念日):無料(要予約) ※パリミュージアムパス利用可能 |
電話番号 | 01 40 20 53 17 |
HP | 公式サイト |
チケット購入・オンライン予約
オンライン予約をすることで当日チケット売り場に並ぶ必要がなく、スムーズに入場できるためとても便利です。特に観光シーズンや週末は混雑が予想されるため、早めの予約がおすすめです。
基本的には以下のステップで予約ができます。
- ウェブサイトにアクセス
まず、予約サイトにアクセスします。 - 訪問日時とチケットを選ぶ
訪問したい日時やチケットの種類を選びます。人気の時間帯は早めに埋まることが多いので、早めの予約をおすすめします。 - 個人情報の入力
名前やメールアドレスなどの必要事項を入力します。 - 支払い
クレジットカードで料金を支払い、予約を完了します。支払いが終わると、確認メールが送られてきます。 - 当日、チケットを持参
予約当日、現地でメールに記載されたQRコードをスマホで見せるか、印刷したチケットを持参します。
公式サイトはもちろん、KKdayなどの予約サイトを使うと日本語でスムーズに予約できます。予約サイトでは特別な割引やキャンペーンをしていることもあるので、ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。
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アクセス方法
所在地:Musée du Louvre, 75001 Paris, FRANCE
●地下鉄(メトロ)での行き方
ルーヴル美術館から最も近い地下鉄駅は1号線と7号線の「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル(Palais Royal-Musée du Louvre)駅」です。地下通路で直結しているので、案内に従って進むと美術館に到着します。
また、7号線と14号線の「ピラミッド(Pyramides)駅」もほど近く、駅から徒歩約6分で美術館に到着します。
≫メトロ・RER路線図はこちら
●バスでの行き方
パリのバスも便利な交通手段です。市内には多くの路線が通っているので、「21」「27」「 39」「67」「68」「69」「72」「74」「85」「95」のバスに乗車すると、美術館に近い停留所に到着できます。バスの運行状況は事前に確認しておくと良いでしょう。
バスはメトロに比べて混雑が少なく、観光名所を見ながらの移動が可能なので、写真を撮るチャンスも増えますよ。
≫運行状況確認はこちら
≫バス路線図はこちら
ルーヴル美術館の見どころ・歴史
ルーヴル美術館は、世界で最も有名な美術館の一つです。ここでは、数えきれないほどの名画や彫刻を観ることができます。特に有名なのは、この記事で紹介している『モナ・リザ』です。レオナルド・ダ・ヴィンチのこの絵は、特別な魅力を持っており、その微笑みや表情の謎が多くの人々を引きつけています。
さらに『ミロのヴィーナス』や『サモトラケのニケ』など、古代の芸術作品もたくさんあります。これらの作品は、古代ギリシャやローマの神話をテーマにしており、その美しさは圧巻です。館内を歩きながら、歴史の中に身を置いているような感覚を楽しむことができます。
ルーヴル美術館は非常に歴史のある建物です。もともとはフランス王フィリップ2世の城として建てられ、要塞として使われていました。そして16世紀になると、フランソワ1世が建物を拡張し、ルネサンス様式の王宮となります。
フランス革命が起きた18世紀末、ルーヴルの王室コレクションはフランスの国有財産となり、公開されることが決まりました。これにより、一般の人々も美術館として利用できるようになったのです。
19世紀、ナポレオン1世の時代に美術館は大規模な改修を受け、展示品も増えました。特にナポレオンが収集した芸術品や戦利品が多く展示され、世界的な名声を得ることになります。
このようにルーヴル美術館は、王宮から国民のための美術館へと進化し、歴史の中でその重要性を増してきました。
ルーヴル美術館の有名作品【7選】
ルーヴル美術館には『モナ・リザ』の他にも、必ず見ておきたい有名な作品がいくつもあります。
ここでは代表的な絵画作品を厳選して7つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ミロのヴィーナス
『ミロのヴィーナス』は、古代ギリシャで作られた大理石の彫刻です。ヴィーナスとは、ギリシャ神話の愛と美の女神を指し、美しい女性の姿が形つくられています。ヴィーナスは両腕を失っていますが、それが逆に「完璧な不完全さ」として多くの人に評価され、魅力を増しています。
この彫刻は、紀元前2世紀頃に制作されたとされ、ギリシャ美術の特徴である理想的な美しさを表しています。滑らかで均整の取れた体つきと、少し斜めを向いたポーズが美しく、優雅で落ち着いた印象を与えます。
ミロのヴィーナスは、発見当初からその美しさで人々を魅了し続け、現在もルーヴル美術館の代表的な作品として訪れる人々を魅了しています。
作品名 | ミロのヴィーナス |
フランス語表記 | Vénus de Milo |
作者 | 不明 |
年代 | 紀元前2世紀頃 |
展示場所 | シュリー翼1階 |
サモトラケのニケ
古代ギリシャの勝利の女神ニケをかたどった大理石の彫刻です。ニケは、翼を持つ姿で描かれることが多く、この彫刻も両翼を広げて立っているような姿が特徴です。風を受けて立ち、今にも前に進み出そうとしているような彫刻のポーズは、強さやエネルギーを感じさせます。
紀元前2世紀頃に制作されたとされ、そのリアルな表現力が人々を魅了しています。特に、風に吹かれた服のひだや体のラインの美しさが細かく表現されているところが見どころです。両腕と頭が欠けていますが、それが逆に作品に神秘的な雰囲気を与え、観る人の想像力をかきたてます。
『サモトラケのニケ』は、力強さと優雅さが融合した美しい彫刻であり、ルーヴル美術館の名作のひとつです。
作品名 | サモトラケのニケ |
フランス語表記 | Victoire de Samothrace |
作者 | 不明 |
年代 | 紀元前2世紀頃 |
展示場所 | ドゥノン翼 階段踊り場 |
カナの婚礼
イタリアの画家ヴェロネーゼが描いた絵画で、聖書の物語に基づいています。カナの村での結婚式でワインが足りなくなった際、イエスが奇跡を起こして水をワインに変えたというシーンを描いています。
たくさんの人々が祝う賑やかな場面が描かれ、華やかな宴の様子が見事に表現されています。画面全体に豊かな色彩が溢れ、イタリア・ルネサンスの華麗さを感じさせる作品です。
作品名 | カナの婚礼 |
フランス語表記 | Les Noces de Cana |
作者 | パオロ・ヴェロネーゼ |
年代 | 1562年〜1563年 |
展示場所 | ドゥノン翼2階 |
民衆を導く自由の女神
『民衆を導く自由の女神 』は、フランスの画家ドラクロワが描いた絵です。この作品には、フランス革命の精神が表現されています。
中央には「自由の女神」として知られる女性が、手に国旗を掲げ、銃を持ちながら立っています。この女性は民衆を勇敢に先導し、自由と平等のために戦う姿を象徴しています。
画面には様々な階級の人々が一緒に描かれており、共に戦う姿が強調されています。自由や平等を求める人々の強い意思を感じる作品です。
作品名 | 民衆を導く自由の女神 |
フランス語表記 | Le 28 juillet 1830. La Liberté guidant le peuple |
作者 | ウジェーヌ・ドラクロワ |
年代 | 1830年 |
展示場所 | ドゥノン翼2階 |
レースを編む女
『レースを編む女』は、オランダの画家フェルメールによる小さな絵画です。静かな部屋で一心にレースを編む女性が描かれており、その集中力と繊細さが表現されています。
フェルメールは光の表現が得意で、柔らかい光が部屋を照らし、女性の手元を引き立てています。シンプルな生活の一瞬を切り取ったこの作品は、家庭的な美しさを感じさせます。
作品名 | レースを編む女 |
フランス語表記 | La Dentellière |
作者 | ヨハネス・フェルメール |
年代 | 1669年〜1670年頃 |
展示場所 | リシュリュー翼3階 |
ナポレオン1世の戴冠式
『ナポレオン1世の戴冠式』は、フランス皇帝ナポレオンが自らの戴冠式を祝う場面を描いた絵です。画家ダヴィッドによって描かれたこの作品には、ナポレオンが王冠を掲げ、自ら皇后ジョゼフィーヌに冠をかぶせるシーンが描かれています。
この行動は、彼が自らの力で皇帝になったことを象徴しています。豪華な衣装と多くの観客が描かれ、当時の権力と威厳が表現されています。
作品名 | ナポレオン1世の戴冠式 |
フランス語表記 | Sacre de l’Empereur Napoléon I |
作者 | ジャック=ルイ・ダヴィッド |
年代 | 1806年〜1807年 |
展示場所 | ドゥノン翼2階 |
アモルの接吻で蘇るプシュケ
『アモルの接吻で蘇るプシュケ』は、イタリアの彫刻家カノーヴァによる大理石の彫刻です。この作品では、ギリシャ神話の登場人物プシュケがアモル(キューピッド)の接吻によって命を吹き返す瞬間が描かれています。
二人が抱き合う姿は愛と再生を象徴し、美しい造形で観る者を魅了します。滑らかな大理石の表面からは、彫刻でありながらも生き生きとした表現が伝わってきます。
作品名 | アモルの接吻で蘇るプシュケ |
フランス語表記 | L’Amour et Psyché à demi couchée |
作者 | アントニオ・カノーヴァ |
年代 | 1787年〜1793年頃 |
展示場所 | ドゥノン翼1階 |
パリ観光:ルーヴル美術館モナ・リザのまとめ
ルーヴル美術館での観光は『モナ・リザ』を見ることから始まると言っても過言ではありません。その小さなキャンバスの中には、壮大なストーリーと不思議な魅力を秘めています。「本物」を見ることで、画面越しでは感じられないオーラや細かな筆遣いを堪能できるでしょう。
また、ルーヴルには『モナ・リザ』以外にも多くの名作が展示されています。それぞれが異なる時代や文化の物語を語りかけてくるようで、一日では回りきれないほどの見どころがあります。
混雑を避けるコツや現地ツアーを活用して、効率良く快適に、美の歴史を旅するひとときを過ごしてみてください。ルーヴル美術館での素晴らしい体験は、きっとあなたのパリ観光を特別なものにしてくれるでしょう!
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