冬のパリと聞くと「寒そう」「観光に不向きなのでは?」と感じる方も多いかもしれません。
しかし実は、2月のパリは混雑を避けながら、街本来の美しさや落ち着いた雰囲気をじっくり楽しめる、知る人ぞ知るおすすめの季節です。観光客が少なく、美術館や街歩きをゆったり満喫できるうえ、ホテルや航空券の価格が抑えやすいのも大きな魅力。一方で、寒さ対策や日照時間を意識したスケジュールなど、冬ならではの注意点もあります。
この記事では、2月のパリの気候や基本の服装、観光の楽しみ方、知っておきたい注意点までをわかりやすくまとめています。
静かで美しい冬のパリを楽しむためのヒントとして、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 2月の気候や天気を解説
- 観光時の寒さ対策や服装選びについて
- ホテル選びのポイントやおすすめエリア紹介
- 2月ならではのイベント情報をお届け

当ブログは、パリが大好きなRiéが運営しています。
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パリ観光 2月の基本情報

ここでは下記について解説します。
- 2月の気温と天気 雪や雨は?
- 持ち物チェックリスト
- ホテルの選び方
- 2月のパリ観光はこんな人におすすめ
- 2月のパリで気をつけたいこと
2月の気温と天気 雪や雨は?
2月のパリは、年間を通してもっとも寒い時期にあたります。ただし、日本の真冬と比べると極端な寒さになることは少なく、しっかり防寒すれば観光は十分に楽しめる気候です。
ここでは、気温の目安や天候の特徴、雪や雨の影響について順に見ていきましょう。
平均気温・最低/最高気温
2月のパリの平均気温は5℃前後。日中の最高気温は8〜10℃ほどまで上がる日もありますが、朝晩は0℃前後まで冷え込むこともあります。日本の感覚でいうと「東京の真冬と同じくらい、もしくは少し寒く感じる日が多い」とイメージすると分かりやすいでしょう。
特に早朝や夜の移動、美術館を出た直後などは、想像以上に冷えを感じることがあります。
日照時間と曇りがちな天候
2月のパリは、曇り空の日が多いのが特徴です。日照時間も短く、午後になると少し薄暗く感じることがあります。
とはいえ、ずっと雨が降り続くような天気は少なく、雲の切れ間からやわらかな光が差し込む日もあります。この控えめな光が、石造りの街並みやセーヌ川を落ち着いた雰囲気に見せてくれるのも、冬のパリならではの魅力です。
体感温度が低く感じやすい理由
- 湿度が高く、空気がひんやりしている
- セーヌ川沿いや広場では風を感じやすい
- 石畳や石造りの建物が多く、冷えが伝わりやすい
気温だけを見ると「思ったより大丈夫そう」と感じても、体感温度は低めになることが多いです。防寒対策は、少し余裕をもって考えておくと安心です。
雪や雨の頻度・影響
2月のパリでは雪が降ることもありますが、降ったとしてもうっすら積もる程度で、長く残ることはほとんどないのが実情です。公共交通機関が止まったり、観光ができなくなったりするケースはまれで、多くの場合、通常通りに観光を楽しめます。
むしろ、雪が舞うモンマルトルやセーヌ川沿いでは、冬ならではの写真映えする美しい景色に出会えることもあります。
また、本降りの雨が一日中続くことは少なめです。ただし、霧雨や小雨が降ったり止んだりする日もあり、路面が濡れていることがあります。そのため、滑りにくい靴や折りたたみ傘を用意しておくと安心です。
持ち物チェックリスト

2月のパリ旅行では、寒さ・雨・屋内外の移動に柔軟に対応できる持ち物を意識することが大切です。
ここでは、日本から持っていくと安心なものと、服装選びのポイントを中心にご紹介します。
日本から持っていくと安心なもの
現地でも購入できますが、サイズ感や着心地に慣れているものを持参すると安心です。
現地調達できるもの
パリ市内には、H&MやZARAなどのファストファッション、プチプラの雑貨店も多く、急な寒さや雨にも対応できます。無理にすべてを日本から持っていかず、現地の気候を見ながら調整するのもひとつの方法です。
おすすめの服装

2月のパリでは、重ね着を基本にした防寒スタイルがおすすめです。
屋外は寒く、屋内は暖房が効いていることが多いため、温度調整のしやすさがポイントになります。
基本の防寒スタイル
■アウター
ウールコートやダウンコートなど、風をしっかり防げるものが安心です。
ロング丈であれば、下半身の冷え対策にもなります。
■トップス
薄手のニットやカットソーを重ね着するのがおすすめです。インナーにヒートテックなど保温性のある素材を組み合わせると、寒さを感じにくくなります。
脱ぎ着しやすいデザインを選ぶと、室内と屋外の寒暖差にも対応できます。
■ボトムス
デニムや厚手のパンツ、タイツやレギンスとの重ね着がおすすめです。足元まで暖かく保てる素材を選ぶと、石畳の街歩きでも快適に過ごせます。
スカートの場合は、タイツやレギンスを合わせることで防寒しながらおしゃれを楽しめます。
■靴
石畳が多いため、ヒールは避け、スニーカーやショートブーツがおすすめです。
防水・撥水加工があると、雨の日も安心して歩けます。
■小物
マフラー・手袋は必須アイテム。
特に首元を温めるだけで、体感温度が大きく変わります。
室内外の寒暖差への対応
美術館やショップ、カフェの店内は暖房が効いていることが多く、外との寒暖差を感じやすいのが2月のパリです。以下の点を意識すると、屋内でも快適に過ごせます。
- 脱ぎ着しやすいアウター
- 薄手のニットやカーディガン
- インナーで調整できる重ね着スタイル
雪や雨の日にあると便利な持ち物
雪や雨が観光の大きな妨げになることは少ないものの、天候が崩れた日でも快適に過ごすために、以下のアイテムがあると安心です。
■防水シューズ・撥水アウター
足元が濡れると体が冷えやすくなるため、靴の防水性は特に重要です。スニーカーの場合も、防水スプレーをかけておくとよいでしょう。
完全なレインウェアでなくても、「多少の雨に対応できる」程度で十分役立ちます。
■手袋・マフラー・折りたたみ傘
風のある日は、体感温度がぐっと下がります。首元や手首をしっかり守るだけでも、寒さの感じ方は大きく変わります。
急な小雨対策として、折りたたみ傘をバッグに入れておくと安心。 荷物になりにくいコンパクトなものがおすすめです。
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ホテルの選び方

2月のパリは観光の閑散期にあたるため、宿泊料金が比較的リーズナブルで、希望の条件に合わせてホテルを選びやすい時期です。
ホテルを選ぶときのポイントとして、以下の4つは忘れずにチェックしましょう。
1. 観光スポットへのアクセスの良さ
観光のしやすさを重視してホテルを選ぶことが大切です。
メトロやバスの駅が近くにあるか、また観光したいエリアまでの移動時間が短いかを確認すると、効率よく観光できます。移動の負担が少ないことで、寒い冬の街歩きも快適に楽しめます。
2. 安全性と治安
冬のパリは日没が早く、夜間の移動も増えます。そのため、宿泊先の周囲の治安情報を事前にチェックしておきましょう。明るく人通りのある通り沿いのホテルを選ぶと、夜遅くに帰る場合でも心配が少なく、女性一人でも安心して滞在できます。
3. 部屋の快適性
冬は寒さが厳しいため、部屋の暖房設備がしっかりしているかは重要なポイントです。さらに、防音や清潔さも確認しておくと、観光で歩き疲れたあとでもゆっくり休むことができます。
4. 予算とのバランス
2月は観光の閑散期にあたるため、宿泊料金が通常より下がる傾向にあります。そのため、少し予算を上げてランクの高いホテルを選び、快適さや利便性を優先するのも一つの方法です。
料金と快適さのバランスを考えながら、自分の旅のスタイルに合ったホテルを選ぶことが大切です。
パリは歴史ある建物が多く、ホテルも建物ごとに雰囲気が異なります。旅行のテーマや過ごし方に合わせて、立地・設備・デザインを選ぶと、滞在そのものが旅の素敵な思い出になりますよ。
💡ホテル選びのコツ
公式サイトだけではわからないリアルな情報は、口コミが頼りになります。予約サイト(AgodaやBooking.comなど)で、清潔さ、スタッフの対応、周辺の治安などに関するレビューを確認しましょう。「朝食が美味しかった」「夜は静かでよく眠れた」など、実際に宿泊した人の声は参考になります。
おすすめ宿泊エリア
パリ旅行で迷いやすいのが、どのエリアに宿泊するかということです。ホテルの立地とアクセスの便利さを重視すると、快適に観光できます。
おすすめの宿泊エリアを以下に紹介します。
🏨シャンゼリゼ通り周辺(1区〜8区)
観光スポットへのアクセスが抜群で、ルーヴル美術館やオルセー美術館、凱旋門など主要観光地まで徒歩圏内にあります。高級ホテルが多く治安も比較的良いため、初めてのパリ旅行でも安心して滞在できるエリアです。
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🏨マレ地区(3区・4区)
歴史的な街並みとおしゃれなカフェやブティックが集まるエリアです。パリ中心部にも近く、観光の拠点として便利で、女性一人でも安心して街歩きが楽しめます。散策自体が旅の楽しみになるエリアです。
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🏨サンジェルマン・デ・プレ周辺(6区)
落ち着いた雰囲気のカフェ文化が魅力のエリアです。オルセー美術館やルクセンブルク公園にも近く、街歩き重視の滞在に向いています。夜間も比較的安全で、ゆったりと冬のパリを楽しみたい方におすすめです。
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🏨オペラ/ルーヴル地区(9区)
デパートやショッピングスポットが豊富で、交通アクセスも便利なエリアです。メトロの駅が集中しているため、市内の移動がしやすく、予算に応じてホテルを選びやすいのも特徴です。
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ホテル検索・予約に便利なサイト
ホテル選びには、情報が豊富な日本語予約サイトを使うとスムーズで便利です。写真やクチコミ、立地や設備などの確認もできます。
人気の予約サイト3社を下記に紹介しますので、お好きなサイトをご利用ください!
Agoda(アゴダ)
日本語でのサポートが充実しているため、日本人観光客にとっては使いやすいサイトです。特に東南アジアのホテルとの連携が強い会社ですが、パリのホテルも手頃な価格で探しやすいのが特徴です。
パリ市内だけでなく郊外のホテルも豊富に扱っていて、バジェットホテルから高級ホテルまで幅広い選択肢があります。
Booking.com(ブッキングドットコム)
世界最大のオンライン旅行代理店の一つで、パリのホテルに限らず、世界中の宿泊施設を網羅しています。口コミ評価も充実しており、ホテル選びの参考になります。
パリ市内中心部のホテルはもちろん、おしゃれなブティックホテルや歴史的な建物を利用したホテルなど、個性的な宿泊施設も多数取り扱っています。
Expedia(エクスペディア)
ホテルだけでなく、航空券やレンタカー、現地ツアーなども一括で予約できる総合的な旅行サイトです。パッケージツアーも充実しており、初めてパリを訪れる方におすすめです。
パリ市内だけでなく、周辺地域のホテルも幅広く扱っており、郊外での滞在も検討したい方におすすめです。
2月のパリ観光はこんな人におすすめ
2月のパリは、観光客が比較的少なく、街全体が静かで落ち着いた雰囲気に包まれる季節です。
冬ならではの魅力を楽しみやすいことから、以下のような方に特におすすめです。
- 混雑を避けたい人
年末年始や春〜夏の観光シーズンに比べ、2月は観光スポットや美術館が比較的空いています。行列に並ぶ時間が短くなるため、ゆったりと鑑賞や散策を楽しみたい方に最適です。
静かな街並みは写真にも落ち着いた雰囲気で収めやすく、冬ならではの美しさを満喫できます。
- 美術館・街歩き重視の人
パリの美術館巡りやカフェ巡り、街歩きを中心に楽しみたい方には、2月は理想的な季節です。
澄んだ冬の空気の中、セーヌ川沿いやモンマルトルの散策も観光客が少ない時期ならではのゆったりとした時間を過ごせます。美術館も空いているため、じっくり作品を鑑賞できるのが魅力です。
- 旅行費用を抑えたい人
2月は観光の閑散期のため、航空券やホテルの料金が比較的安くなります。費用を抑えつつ快適なホテルや美術館、レストランを楽しめるのが魅力で、浮いた予算を他の体験に回せる点も嬉しいポイントです。
- 冬のヨーロッパの雰囲気が好きな人
温かいカフェで過ごす時間や、ライトに照らされた夜の街並み、静かで落ち着いた美術館や広場の景色など、冬だからこそ味わえる特別な体験ができます。寒さを楽しむ気持ちがある方には、2月のパリは非常に魅力的です。
2月のパリで気をつけたいこと
街全体が落ち着いて過ごしやすい季節ですが、冬ならではの注意点もあります。快適で安全な滞在を叶えるために、特に以下の点に気をつけましょう。
1. 移動時・夜間の注意
冬は日没が早く、夕方以降は街が暗くなりやすいため注意が必要です。メトロやバスは便利ですが、夜間に人通りの少ない道を歩く際は特に警戒しましょう。
主要観光地やホテル周辺は比較的安全ですが、暗い路地や人通りの少ないエリアは避けることをおすすめします。荷物や貴重品の管理も普段以上に意識すると安心です。
2. 冬のパリで快適に過ごすための考え方
寒さや天候の変化を前提に行動することが大切です。屋外は冷たい風が強く感じられることもありますが、温かい服装や防寒小物を用意すれば快適に過ごせます。
美術館やカフェで休憩を挟むなど、無理せず休息を取りながら観光することで、疲れや寒さを最小限にできます。
3. 閑散期ならではの注意点
観光客が少ない時期のため、カフェやショップが早めに閉まることがあります。郊外や小さな商店では、営業時間が短い場合もあるため、事前に営業時間を確認して計画を立てましょう。
また、一部施設ではメンテナンス休館や短縮営業があることもあるため、訪問予定のスポットは公式サイトで最新情報を確認すると良いでしょう。
パリ観光 2月のおすすめスポットやイベント

ここでは下記について解説します。
- 真冬でも満足度が高い観光スポット【7選】
- 2月のイベント情報
- パリ観光は何日必要?
- パリ観光2月のまとめ
真冬でも満足度が高い観光スポット【7選】
寒さが気になる2月でも、パリには屋内中心で楽しめる場所や、冬だからこそ美しい景色が数多くあります。
ここでは、初めての方でも無理なく楽しめて、満足度の高いスポットを7つ厳選しました。さまざまなスポットを組み合わせて、寒さに負けず充実した2月のパリ観光を満喫しましょう!
- KKday:コスパの良いプランが豊富
- Klook:アプリが使いやすく、割引クーポン多数アリ
- 楽天トラベル観光体験:楽天ポイントが貯まる&使える
GetYourGuide:レビューが豊富で、現地ツアーなど選択肢が多い
ルーヴル美術館

世界最大級の規模を誇るルーヴル美術館は、寒い季節のパリ観光にぜひ組み込みたい定番スポットです。館内は非常に広く、暖房設備も整っているため、冬の厳しい寒さや天候を気にすることなく、ゆったりと鑑賞を楽しめます。
2月は閑散期にあたるため、ハイシーズンと比べると混雑が穏やかです。「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」といった世界的に有名な作品も、比較的余裕をもって鑑賞できるでしょう。
初めて訪れる場合は、事前に見たい作品やエリアをいくつか絞っておくのがおすすめです。館内は想像以上に広いため、無理にすべてを回ろうとせず、自分のペースで鑑賞することで、満足度の高い時間を過ごせます。
ルーヴル美術館(Musée du Louvre)
営業時間:9:00-18:00、水・金は9:00-21:45
定休日:火曜日(1/1、5/1、12/25)
所要時間の目安:2〜4時間(じっくり鑑賞する場合は半日)
住所:Musée du Louvre, 75001 Paris
最寄りメトロ駅:1・7番線 Palais Royal – Musée du Louvre駅
≫ルーヴル美術館公式サイト
オルセー美術館

オルセー美術館は、モネやルノワール、ゴッホをはじめとする印象派の名作を数多く所蔵する、パリを代表する美術館です。寒さを避けながら芸術鑑賞を楽しめるスポットとして、ぜひ訪れたい場所のひとつといえるでしょう。
かつて鉄道駅として使われていた建物を活用しているため、館内は天井が高く開放感があり、大きな時計やガラス天井から差し込む自然光が心地よい空間を演出しています。外は冷え込む季節でも、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で鑑賞できるのが魅力です。
特に2月は観光客が比較的少なく、混雑を避けて作品と向き合える時期。人気の高い印象派の名画も、時間をかけてじっくりと眺めたい方には最適です。鑑賞の合間には、美術館内のカフェで温かい飲み物を楽しみながら休憩するのもおすすめ。
オルセー美術館(Musée d’Orsay)
営業時間:9:30-18:00、木曜日は9:30-21:45
定休日:月曜日(1/1、5/1、12/25)
所要時間の目安:2〜3時間
住所:Esplanade Valéry Giscard d’Estaing, 75007 Paris
最寄りメトロ駅:12番線 Solférino駅
≫オルセー美術館公式サイト
エッフェル塔

パリの象徴ともいえるエッフェル塔は、寒い季節でもぜひ訪れたい定番スポットです。2月は観光客が比較的少なく、混雑を避けながらゆったりと鑑賞できるのが魅力。写真撮影もしやすく、落ち着いた雰囲気の中でエッフェル塔本来の美しさを楽しめます。
澄んだ冬の空気に包まれてそびえ立つエッフェル塔は、どこか凛とした佇まいを見せ、夏の華やかな印象とは異なる表情を感じさせてくれます。空気が澄んでいる分、シルエットがよりくっきりと浮かび上がり、遠くから眺めるだけでも十分に印象的です。
寒さが気になる場合は、無理に長時間滞在せず、周辺を少し散策するだけでもパリらしい景色を満喫できます。日没後のライトアップも短時間で楽しめるため、冷え込む夜でも気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイント。冬ならではの静かな雰囲気の中で、特別なエッフェル塔の姿を堪能してみてください。
エッフェル塔(La Tour Eiffel)
営業時間:9:30頃-23:00頃(※季節・曜日により変動あり)
定休日:なし
所要時間の目安:1.5〜2時間
住所:Champ de Mars, 5 Avenue Anatole France, 75007 Paris
最寄りメトロ駅:6番線 Bir-Hakeim駅、9番線 Trocadéro駅
≫エッフェル塔公式サイト
セーヌ川の冬景色

セーヌ川沿いの風景は、2月ならではの静けさが魅力です。冬の柔らかな光に包まれた川沿いは、人通りも少なく、落ち着いた大人の雰囲気が漂います。
寒い日は無理に長時間歩く必要はなく、橋の上や川沿いを少し散策するだけでも十分に楽しめます。近くのカフェで温かい飲み物を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすのも、冬のパリらしい過ごし方です。
セーヌ川(La Seine)
営業時間:24時間(散策自由)
定休日:なし
所要時間の目安:30分〜1時間
住所:パリ市内を流れるセーヌ川沿い
最寄りメトロ駅:7番線 Pont Neuf駅、8・13番線 Invalides駅など(散策エリアにより異なる)
モンマルトル街歩き

石畳の坂道が続くモンマルトルは、冬の静かな空気がよく似合うエリアです。特に2月は観光客が少なく、サクレ・クール寺院周辺も比較的落ち着いた雰囲気に包まれます。人通りが少ない分、街本来の素朴な表情をゆっくり楽しめるのが、この季節ならではの魅力です。
寒い中で無理に歩き回るのではなく、気になるカフェやブーランジェリーに立ち寄りながら、坂道をのんびり散策するのがおすすめ。温かい飲み物を片手に休憩を挟みつつ歩けば、寒さも気になりにくくなります。
冬のモンマルトルは、華やかさよりも静けさが際立ち、どこか詩的でノスタルジックなパリの一面を感じさせてくれるでしょう。
モンマルトル(Montmartre)
営業時間:街歩きは24時間自由(店舗・教会は個別に営業時間あり)
定休日:なし(店舗ごとに異なる)
所要時間の目安:1.5〜2.5時間
住所:Montmartre, 75018 Paris
最寄りメトロ駅:12番線 Abbesses駅、2番線 Anvers駅
クレイジー・ホース
夜の観光には、屋内で優雅に楽しめるエンターテインメントがおすすめです。
パリの夜を特別なものにしたいなら、洗練された演出と高い芸術性で知られる大人向けキャバレー「クレイジー・ホース」がぴったり。世界中の観光客や地元の人々にも愛されるショーで、まさにパリならではの体験を楽しめます。
客席はコンパクトでステージが近く、どの席からもパフォーマンスをしっかり楽しめます。華やかな衣装やライト、音楽が織りなすショーは、煌めく大人の夜を華やかに彩ります。
観光の締めくくりに訪れれば、忘れられない特別な夜の思い出になること間違いなしです。
クレイジー・ホース(Crazy Horse Paris)
営業時間:公演に準ずる(開演時間:20:00、22:30など)
定休日:なし(公演スケジュール制)
所要時間の目安:約1時間30分
住所:12 Avenue George V, 75008 Paris
最寄りメトロ駅:1番線 George V駅、9番線 Alma–Marceau駅
≫クレイジー・ホース公式サイト
ディズニーランド・パリ

ディズニーランド・パリは市内中心部からやや離れていますが、その分、非日常の世界に浸れる特別なスポットです。
特に2月は来園者が少なく、人気アトラクションも比較的スムーズに楽しめるのが魅力です。寒さ対策は必要ですが、混雑が少ない分、効率よく園内を回ることができ、短時間の滞在でも十分に満喫できます。
初めて訪れる方はもちろん、ディズニー好きの方にとっても楽しめるスポットです。お昼前から夕方までの限られた時間でも、人気アトラクションやショー、パレードをしっかり楽しめるのも嬉しいポイントです。
ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)
営業時間:10:00〜19:00前後(※季節・イベントにより変動)
定休日:なし
所要時間の目安:丸1日(最低でも6〜8時間)
住所:Boulevard de Parc, 77700 Coupvray, FRANCE
最寄り駅:RER A線 Marne-la-Vallée–Chessy駅
≫ディズニーランド・パリ公式サイト
2月のイベント情報
2月のパリは、冬ならではのイベントや季節行事を楽しめる時期でもあります。短い滞在でも、特別な体験をプラスすることで旅の思い出がぐっと豊かになります。
ここでは、2月にパリで注目したい代表的なイベントをご紹介します。
旧正月(Nouvel An Chinois)
パリの中華街や一部の商店街では、旧正月を祝うイベントが行われます。華やかなパレードや舞踊、ランタンの装飾などが街を彩り、写真映えするスポットも豊富です。中国文化に触れる貴重な機会であり、冬のパリの静かな街並みに彩りを加えてくれます。
開催時期:2月上旬〜中旬頃
場所:シャンゼリゼ大通り、パリ13区の中華街エリアなど
公式サイト:https://chine.in/nouvel-an-chinois/
クレープの日「シャンドルール」(Chandeleur)
毎年2月2日に祝われる「シャンドルール」は、フランスでクレープを食べる伝統の日です。パリのカフェやブーランジェリーでは、特製クレープやシードルが提供され、観光の合間に季節感を楽しむことができます。
冬の寒い日でも、温かいクレープを片手に街歩きするのは、ちょっとした贅沢な体験です。
開催時期:毎年 2月2日
場所:街中のレストラン、カフェ、クレープ屋など
カルナバル・ド・パリ(Carnaval de Paris)
2月下旬頃に開催されるパリのカーニバルは、パレードや仮装、音楽イベントで街が賑わう期間です。年ごとに日程や内容が変わるため、訪問前に公式情報をチェックすると安心です。
観光客が少ない時期だからこそ、地元の人々の雰囲気に触れやすいというメリットもあります。
開催時期:2月〜3月初旬頃
場所:ガンベッタ広場(Place Gambetta)やレピュブリック(République)周辺など
公式サイト:https://www.carnaval-paris.org/
バレンタイン(Saint-Valentin)
パリといえば「恋人の街」。2月14日のバレンタインには、セーヌ川クルーズやムーラン・ルージュ、エッフェル塔などで、特別なディナーやイベントが行われます。カップルはもちろん、友人や家族と一緒にロマンティックな雰囲気を楽しむことも可能です。冬の夜景と合わせて、印象的なパリの体験ができますよ。
開催時期:2月14日
場所:パリ全域(セーヌ川クルーズ、ムーラン・ルージュ、エッフェル塔などでバレンタインの特別企画あり)
パリ観光は何日必要?
パリ旅行を計画する際、「観光には何日あれば十分?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
見どころが多い都市だからこそ、滞在日数の考え方を知っておくことが大切です。ここでは、初めての方・リピーターの方それぞれに向けた目安と、日数別の楽しみ方をわかりやすく紹介します。
結論から言うと、初めてのパリ観光であれば3日〜4日程度あると、無理のないペースで主要スポットを楽しめます。2月は混雑が少ない分、移動や入場に時間を取られにくく、短めの日程でも満足度を高めやすい時期です。
■初めての人におすすめの日数
初めてパリを訪れる場合は、3日以上の滞在がおすすめです。
ルーヴル美術館やオルセー美術館、エッフェル塔といった定番スポットに加え、街歩きやカフェ時間も楽しもうとすると、1日・2日ではどうしても慌ただしくなりがちです。
3日あれば「観光+パリらしい時間」をバランスよく組み込むことができます。
■リピーター向けの滞在目安
過去にパリを訪れたことがある方や、目的がはっきりしている方であれば、2日〜3日でも十分に楽しめます。
2月は美術館や観光名所が比較的空いているため、気になるスポットを絞って効率よく回る旅にも向いています。「今回は美術館中心」「このエリアをじっくり歩きたい」といったテーマ旅にも最適です。
日数別の考え方
1日の場合
乗り継ぎや他都市との組み合わせで立ち寄る場合に現実的な日数。
エリアを1つに絞り、街歩きや代表的な観光地を軽く巡るスタイルがおすすめです。
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2日の場合
定番スポットを押さえつつ、美術館1〜2か所と街歩きを楽しめます。
閑散期の2月なら、短期滞在でも「パリらしさ」を感じやすいでしょう。
≫2日間の観光モデルコースはこちら
3日以上の場合
パリ観光をしっかり楽しみたい方に理想的な日数。
観光・ショッピング・カフェ・夜のエンターテインメントまで、余裕を持って組み込めます。
≫3日間の観光モデルコースはこちら
パリ観光2月のまとめ
2月のパリは、観光のハイシーズンとは異なり、静かで落ち着いた雰囲気を楽しめる季節です。寒さはあるものの、澄んだ空気に包まれた街並みには、冬ならではの美しさがあります。
観光客が比較的少ないため、ルーヴル美術館やオルセー美術館といった人気スポットも混雑しにくく、ゆったりと鑑賞できるのは大きな魅力です。さらに、ホテルや航空券の料金が下がりやすく、旅費を抑えやすい点も、閑散期ならではのメリットといえるでしょう。
一方で、2月のパリを快適に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。防寒を意識した服装に加え、室内外の寒暖差に対応できる重ね着を心がけることで、観光中の負担を軽減できます。
また、日没が早いため、明るい時間帯を意識して行動することも大切です。無理のないスケジュールを立てることで、冬のパリ旅行はより快適なものになります。
にぎやかさよりも、街の雰囲気や空気感を大切にしたい方にとって、2月のパリは特に魅力的な時期です。カフェで過ごす穏やかなひとときや、美術館で芸術にじっくり触れる時間など、この季節ならではの楽しみ方が広がります。
静かで美しい冬のパリを、ぜひ存分に味わってみてください!

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